FT合成 合成燃料 セミナー
        
CO2の有効利用技術の開発
水素の製造とその輸送,貯蔵,利用技術
 

<セミナー No 501212>

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★ 『合成ガス生成〜燃料製造』プロセス、触媒開発の最新開発状況、今後の課題!

FT合成による液体燃料の製造とその触媒技術

■ 講師

1.

岐阜大学 工学部 化学・生命工学科 産学連携准教授 博士(工学) 隈部 和弘 氏

2.

静岡大学 学術院工学領域 教授 博士(工学) 福原 長寿 氏
3. (国研)産業技術総合研究所 エネルギープロセス研究部門 エネルギー触媒技術グループ 研究グループ長 博士(工学) 望月 剛久 氏
■ 開催要領
日 時

2025年1月16日(木) 10:30〜16:15

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
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聴講料

1名につき 60,500円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき
55,000円

〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【10:30-12:00】

1.BTL合成燃料に向けたFT合成触媒の開発

岐阜大学 工学部 化学・生命工学科 産学連携准教授 博士(工学) 隈部 和弘 氏
【専門】化学工学,環境・エネルギー工学
 

【習得できる知識】
・バイオマスエネルギー・BTL合成燃料の特徴・有用性
・BTLプロセスの基本
・BTL合成燃料に向けたFT合成触媒の開発状況

【講座の趣旨】
政府は2050年までのカーボンニュートラル実現のため,2030年代半ばに国内の新車をEVやFCV等に限定する目標を設定したが,蓄電池への給電時間や水素供給等の多くの課題が存在する.一方,自動車メーカーは基本的にガソリン車であるPHVやHV車の生産にシフトしている現実がある.この相矛盾する問題を解決するためには,再生可能エネルギー源である木質バイオマスからガス化を経由するBTL(Biomass to Liquid)プロセスで液体燃料を製造して,PHVやHV車の利用においてもカーボンニュートラルを実現することが重要となる.本講演では,バイオマスエネルギー・BTL合成燃料の必要性およびBTLプロセスの概要を解説するとともに,講演者によるBTL合成燃料に向けたFT合成触媒の開発状況を説明する.

1.緒言
 1.1 バイオマスエネルギーの必要性
 1.2 BTL合成燃料の必要性

2.BTLプロセスの概要
 2.1 合成ガスの製造
 2.2 ガス精製
 2.3 合成燃料の製造

3.FT合成触媒の開発
 3.1 Fe系触媒
 3.2 Co系触媒
 3.3 革新的Fe系触媒

4.結言

【質疑応答】


【13:00-14:30】

2.産業排出CO2ガスから合成ガスを直接製造する革新触媒プロセス

静岡大学 学術院工学領域 教授 博士(工学) 福原 長寿 氏

 

1.メタネーション技術の課題点と解決技術

2.排出CO2をe-メタンに高速で大量に物質変換

3.革新的な合成ガス製造技術

4.水素製造技術の課題点と革新化

【質疑応答】


【14:45-16:15】

3.FT合成によるCOからの炭化水素燃料の製造とその触媒技術

(国研)産業技術総合研究所 エネルギープロセス研究部門 エネルギー触媒技術グループ 研究グループ長 博士(工学) 望月 剛久 氏

 

【講座の趣旨】
 2050年カーボンニュートラルの実現に向け、化石資源に代わり二酸化炭素を炭素源として活用し燃料等を製造するカーボンリサイクル技術の確立が求められている。本講座では、CO2から液体合成燃料(e-fuel)を製造する手法として、これまで開発されてきた手法や近年注目されている最新の研究開発状況について解説する。

1.合成燃料製造技術の概要

2.CO2から合成ガスの製造技術
 2.1 逆水性シフト反応
 2.2 電解反応

3.COから炭化水素燃料の製造技術
 3.1 FT合成反応とは
 3.2 FT合成触媒
 3.3 FT合成反応器

4.直接液化による合成燃料製造技術

【質疑応答】

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