【習得できる知識】
電気製品には、電源コード、電源スイッチ、圧着端子等の電気部品やフィルムコンデンサ、アルミ電解コンデンサ等の電子部品が使われております。これらの電気・電子部品の材料、製造工程、使い方の視点からの故障(発火、発煙、破損等)を説明いたします。それらの対策をお伝えして、貴方様が扱う電気製品の信頼性と安全性を確実に高める講演を目指しております。
【講座の趣旨】
電気・電子部品の故障メカニズムの理解には、一定の法則や原理を知ることが大切です。電気部品は電気設計者の担当という意識と同時に機械設計者とのお互いの意思疎通も大切です。その点も是非、皆様に知って欲しいと思います。
電気・電子部品の故障事例と具体的な対策
1.電源コード
断線、短絡などの原因は何か?対策は?
2.機器用インレット、
抜き差し時のこじりの力から機器用インレットをどう守るか?
3.電源スイッチ
安全規格の認証試験と実際の使われ方の相違点を理解する。
4.接続部(はんだ付け、ファストン端子、ネジ締結部)
はんだ量不足などに起因する接合部の割れ、ネジ緩み等から発火が起こる。
5.フィルムコンデンサ
フイルムの厚み、内部構造のウィークポイントを知る。
6.アルミ電解コンデンサ
アルミ電解コンデンサの発火対策は?他のコンデンサと比べて寿命は短い。
ディレーティング(電圧、温度)を考慮する。
7.積層セラミックコンデンサ
静電容量は大きいが、機械的強度が弱いので、割れに注意する。
8.バリスタ
バリスタ電圧、最大許容回路電圧等の定格の意味、その根拠を知る。
【質疑応答】
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