パルスNMR セミナー
        
【水】と機能性ポリマーに関する材料設計,最新応用
NMRによる有機材料分析とその試料前処理、データ解釈
【アーカイブ配信】をご希望の方はこちらをクリックしてください

<セミナー No.502202>
【Live配信 or アーカイブ配信】

★構造解析用のNMRとパルスNMRの違いは?

★原理,測定限界,サンプル濃度と測定時間の調整法

★試料の準備,測定の実務,データの読み方など「良くある失敗事例」とその対応法

 

パルスNMRによる高濃度分散体の分散状態および

各種材料の「ぬれ性」評価,HSP値評価への応用

 


■ 講師


マジェリカ・ジャパン(株) 代表取締役 博士(工学)  池田 純子 氏


    <公職> ・東北大学 多元物質科学研究所 客員准教授

    (パルスNMR・TD−NMRに関する執筆・講演多数)

■ 開催要領
日 時 【Live配信】2025年2月7日(金) 10:30〜16:30
【アーカイブ(録画)配信】2025年2月16日まで受付(視聴期間:2月17日〜2月26日まで)
会 場 ZOOMを利用したLive配信またはアーカイブ配信 ※会場での講義は行いません
セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料 1名につき55,000円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込)〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕
■ プログラム

【講座の趣旨】

  加工製品の多くは粉体が高濃度で分散した材料が中間体や最終製品である。また原材 料の濡れ性は分散性に大きくかかわる。しかし高濃度のままで分散凝集状態や粉体の濡れ性を簡便に数値化可能な手法は少ない。パルスNMR(TD-NMR)は簡便に高濃度のまま人為差なく数値化可能である。基礎原理から試料の準備方法や測定のコツ,解釈の方法,具体的な応用事例まで紹介する。


【セミナープログラム】


1.TD-NMR(パルスNMR)における緩和時間とは
  1.1 測定原理
  1.2 機器の構成から実験コスト,設置環境
  1.3 運動性の評価と分散体評価の違い〜考え方や設定の違い
  1.4 分散体評価における測定のコツ

2.TD-NMR(パルスNMR)による分散凝集状態の評価
  2.1 分散性評価における試料準備のポイント
  2.2 分散条件の異なる分散体評価粒子径計測との比較
     (MWCNTの評価事例)
  2.3 緩和時間から予測した最適な分散条件と希薄評価法との比較
    (レーザー回折法との比較)
  2.4 緩和時間から予測した最適な分散条件と他原理による高濃度評価法との比較
    (沈降速度分布とレオメーターでの評価との比較)
  2.5 分散性評価と分散安定性評価(SWCNTの評価事例)

3.TD-NMR(パルスNMR)による粒子界面特性評価 ・ 濡れ性評価
  3.1 表面処理の異なる粉体の界面特性評価事例
  3.2 ロットの異なる粉体の界面特性評価事例(金属酸化物)
  3.3 最適な分散剤量や種類の選定方法〜吸着等温線の取得から競争吸着まで (コロイド粒子)
  3.4 層状粒子の表面処理終点時間の決定例(グラファイト)
  3.5 濡れ性評価における試料準備のポイント

4.TD-NMR(パルスNMR)によるハンセン溶解度パラメーター(HSP)の算出
  4.1 金属酸化物の表面処理有無による評価事例
  4.2 粉体界面と相性の良い混合溶媒比の推定と検証

5.良く頂く質問や相談例などのケーススタディ集
  5.1 緩和時間を測定し濡れ性が良いと判断する閾値とは?
  5.2 ゼータ電位計測とパルスNMR(TD-NMR)による評価の違いとは?
  5.3 複数の粒子が分散していると緩和時間も多成分で得られるのか?
  5.4 分散体を多成分で得られる場合〜解析する際に注意する事とは?
  5.5 分散体の緩和時間を再現性良く得るコツとは?

                                           他

【質疑応答】


※受講者の皆様の抱える疑問点や問題点について,セミナー開催3日前までに
「事前リクエスト用紙」 (請求書に同封)や 「Eメール」 を御寄せ頂けましたら,
講演中に対応させて頂きます。

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