【習得できる知識】
有機合成反応やフロープロセスのための不均一系触媒調製方法、連続フロー有機合成で使用する反応装置、フロープロセスとバッチプロセスの比較における重要なパラメーターや反応条件最適化、連続フロープロセスの連結に必要な連結モジュール設計
【講座の趣旨】
連続フロープロセスによる触媒的有機合成反応についての基本的な考え方や最新の研究動向について、実例を紹介しながら解説する。特に、連続フロープロセスに適用可能な不均一系触媒の設計、調製方法や、連続フロープロセスへの使用方法、バッチプロセスとフロープロセスでの比較にフォーカスしながら説明する。
1.連続フロープロセスによる有機合成
1.1 連続フロープロセスとは
1.2 不均一系触媒を用いる連続フロープロセス
2.連続フロープロセスによる芳香環の水素化反応開発
2.1 芳香環の水素化のための不均一系触媒開発
2.2 貴金属ナノ粒子の二元金属効果
2.3 フロープロセスとバッチプロセスの比較
2.4 多相系フロープロセスにおける触媒活性向上のメカニズム
3.連続フロープロセスの連結
3.1 低エントロピー性を指向した連続フロー反応設計
3.2 液―液分離モジュール
3.3 溶媒置換モジュール
3.4 低エントロピー性を指向した連続フロープロセスの連結の具体例
3.5 連続フロープロセスにおける触媒や基質のリサイクル
4.連続フロー水素化によるロイコキニザリン合成と、ロイコキニザリンの誘導化反応の連結
4.1 キニザリンの選択的水素化触媒の開発
4.2 連続フロープロセスによるロイコキニザリン合成
4.3 溶媒置換モジュールによる連続フロープロセスの連結
【質疑応答】
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