【講座概要】
近年、リチウムイオン電池は日常の様々な用途で用いられるようになりましたが、その特性を正しく評価するためには、目的に応じた適切な試験手法を選択する必要があります。
本講座では、評価すべき電池特性を「性能」と「安全性」に大きく二分して整理し、それらの一般的な評価手法や試験規格の概要について解説していきます。
【受講後、習得できること】
リチウムイオン電池の性能や安全性に関する評価手法及びそれに関連する代表的な試験規格の概要
【受講対象】
・二次電池、特にリチウムイオン電池に関わる研究者・技術者・開発者
・電池の性能や安全性に関する評価手法について基礎から学びたい方
【プログラム】
1.リチウムイオン電池と一般的な試験規格
1.1 リチウムイオン電池の基礎
1.2 一般的な試験規格の概要
1.3 リチウムイオン電池に要求される「性能」と「安全性」とは?
1.4 日本における代表的な試験規格
1.5 諸外国における代表的な試験規格
2.性能評価を主眼とする電池試験
2.1 性能評価の必要性
2.2 電気的影響を評価する試験手法
2.3 環境影響を評価する試験手法
3.性能評価の枠組みを超えた範囲の電池試験
3.1 性能評価の枠組みを超えた評価の必要性
3.2 機械的な試験手法
4.特性評価から考える電池の「劣化」と「安全対策」
4.1 そもそも「劣化」とは何か?
4.2 電池の「劣化」を整理する
4.3 そもそも「安全」とは何か?
4.4 階層ごとで考える「安全対策」
【質疑応答】 |