膜ガス分離 セミナー
        
CO2の分離・回収・貯留技術の開発とプロセス設計
PCP/MOFおよび各種多孔質材料の作り方,使い方,評価解析
 
<セミナー No.503202>
【Live配信のみ】 アーカイブ配信はありません

★選択性,透過速度の向上,高性能膜材料や(有機膜と無機膜など)複合膜の可能性

★膜の劣化や汚染への対策 ,スケールちアップ ,化学的・機械的耐久性や温度安定性の向上

によるガス(気体)分離の基礎と工業的応用

 


■ 講師


●講師:山口大学 創成科学研究科(工学系) 循環環境工学分野 教授 博士(工学) 田中 一宏 氏


  <受賞歴> 2006年 Outstanding Paper Award of 2006, Journal of
          Chemical Engineering of Japan(化学工学会)受賞

  <公職>   化学工学会 中国四国支部役員

          ※その他化学工学関連の講演・執筆多数

■ 開催要領
日 時

2025年3月10日(月) 10:30〜16:30

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき55,000円(消費税込み・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込み)〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。
         詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

※定員になり次第、お申込みは締切となります。

■ プログラム

【講座の趣旨】

  分離膜を用いたガス分離法は原理的に消費エネルギーが少なく,低炭素社会の構築に貢献する分離技術と考えられる。しかし,大学等の講義で膜分離が扱われることはほとんどない。そこで本講座は,化学産業の技術者が膜ガス分離に対する理解を深めることを目的に,膜ガス分離の基礎を解説する。


【セミナープログラム】


1.膜によるガス分離の基礎 
  1.1 ガス分離
  1.2 膜ガス分離
  1.3 透過係数とパーミアンス
  1.4 分離係数
  1.5 分離膜の構造
  1.6 膜モジュールの種類と製膜法

2.膜素材によるガス分離透過特性の比較
  2.1 ガスの分子サイズと凝縮性
  2.2 分離活性層の微細構造
  2.3 粘性流れとクヌーゼン拡散
  2.4 分子ふるい
  2.5 溶解拡散機構
  2.6 高分子膜のガス透過特性
  2.7 炭素膜のガス透過特性
  2.8 シリカ膜のガス透過特性
  2.9 ゼオライト膜のガス透過特性

3.膜ガス分離操作の基礎 
  3.1 膜モジュールの出口濃度
  3.2 ステージカットと回収率
  3.3 膜モジュールの性能と膜性能との関係
  3.4 圧力比

4.膜ガス分離の応用
  4.1 水素の分離回収
  4.2 空気分離
  4.3 CO2分離
  4.4 その他の分離

【質疑応答】


※受講者の皆様の抱える疑問点や問題点について,セミナー開催3日前までに
「事前リクエスト用紙」 (請求書に同封)や 「Eメール」 を御寄せ頂けましたら,
講演中に対応させて頂きます。

 

気体分離膜 二酸化炭素 CO2 セミナー