【習得できる知識】
食品包装材料の種類と使用割合、食品衛生法、業界自主基準、PL制度、海外における紙の法規制、PFASとビスフェノールの規制動向、企業のリスク管理
【講座の趣旨】
日本は、2025年6月から樹脂のPL(ポジティブリスト)が完全施行となるが、紙に関する国の基準はなく、業界団体の自主基準のみである。欧米中等の多くの国は、紙の基準があり、特に独と米は充実している。又、国連プラスチック条約は昨年末の会議で合意に至らず、継続審議となった。EUは、食品包装にPFASとビスフェノールAの使用禁止を決めた。本講は、国内外における紙規制の最新動向、及び包装材料の安全問題の最新動向を紹介したい。
1.初めに−包装を取り巻く環境−
2.食品包装の基礎 :材料別使用割合、食品包装の安全性とは
3.日本の食品衛生法:材質規格、紙の基準、7つのテーマ、日本製紙連合会自主基準
4.米国の食品包装規制:法規制体系、紙の規格、製品別登録制度
5.欧州連合の食品包装規制:食品接触物質、独の紙規格、スイスの印刷インキPL
6.海外諸国の法規制の最新動向:中国、インドネシア、ベトナム、ASEAN等
7.PFASの規制動向:包装製品例、EUの使用禁止、米国の規制強化、包装への影響
8.ビスフェノールAの規制動向等:EUの使用禁止、仏の鉱油使用禁制
9.国連プラスチック条約の審議状況:論点と問題ある製品、日本への影響
10.まとめと企業の対応
11.参考文献及び情報入手方法
【質疑応答】
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