【習得できる知識】
・重合の基礎知識
・ラジカル重合の新概念
・改定基礎データ
・SDGsを志向した新技術
・構造制御の基礎と事例
・直面する課題の克服
【講座趣旨】
ラジカル重合はビニルポリマーの80%以上を製造する重要な反応である。本セミナーではラジカル重合の研究、技術指導を50年余り行ってきた講師がその基礎から最新の情報、技術手法について解説します。特に近年、分析技術の進展によりその基礎データおよび基本概念の見直しが続いており、また従来は困難であった分子量の制御、さらには立体構造の制御までが可能となり、ラジカル重合の概念が大きく変わってきています。はじめての者から実際に課題に直面している技術者、研究者まで、基礎から具体的に解りやすく話します。
【講演項目】
1.重合の基礎
1.1 基本用語
1.2 重合の分類
1.3 素反応
1.4 重合速度と分子量の解析
1.5 重合操作法
2.単独重合
2.1 重合に適するモノマーの特徴
2.2 開始剤の種類と選び方
2.3 成長反応。反成長反応
2.4 停止反応。停止機構の変革
2.5 連鎖移動反応。機能化連鎖移動
2.6 禁止反応。酸素とキノン
3.共重合
3.1 共重合の種類と特徴
3.2 重合の解析。反応性比とQ-e値
3.3 モノマーの構造と反応性
4.SDGsを志向した新技術
4.1 米国指定バイオマス由来物質の重合
4.2 キャプトデイティブ置換体の重合
4.3 生物由来非アクリル物質の重合
5.構造制御
5.1 これまでの分子量制御法
5.2 リビングラジカル重合の原理
5.3 リビング重合の具体例と課題
5.4 立体構造の制御
[質疑応答]
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