【習得できる知識】
・プラズマの基礎及び表面改質の基礎知識
・表面・界面の評価技術及び実際
・表面改質の現状及びプリント基板、パッケージ基板への応用事例
【講座の趣旨】
次世代半導体パッケージでは、ガラス基板が検討されているが、ガラスへの直接銅めっき、フイルムとの直接接着技術が、B5G/6Gでは、低誘電樹脂への投錨効果や接着剤に用いず銅めっきや銅箔との密着性を確保する技術が、確立できていない。電子技研では、減圧プラズマを用いた表面改質により基材表面に強固に結合した官能基(-NH基)を形成することにより、ガラス及び低誘電樹脂への直接銅めっき、および樹脂とを直接接着する技術を開発した。本講演では、本表面改質の原理から実例及び信頼性までを解説するとともに、ガラス基板に関しては、熱膨張係数差に起因するCu/ガラス基板の信頼性低下防止のための無機バッファを用いた取り組みを紹介する。
1.(株)電子技研の会社紹介
2.技術課題
3.プラズマを用いた表面改質による接着原理および状態評価
4.表面改質を用いた直接めっき、直接接着技術原理
5.表面改質を用いた直接めっき
5.1 低誘電率樹脂(フッ素、LCP、PPE)への直接銅めっき
5.2 ビア、スルーホールへの高密着直接銅めっき
6.表面改質を用いた接着剤レス直接接着技術
6.1 低誘電率樹脂と金属(Cu)、低誘電率樹脂との直接接着
6.2 直接接着の応用
6.3 コア材(PI、LCP)を用いた多層膜の直接接着
7.ガラス基板への展開(パッケージ基板対応)
7.1 ガラスへの直接銅めっき
7.2 ガラスと樹脂の直接接着
8.封止樹脂・接着剤の接着強度改善技術
8.1 接着剤の接着強度改善(Cu/エポキシ系接着剤)
8.2 異種材料の密着 (金、セラミックスとシリコーン接着剤の密着強度up)
8.3 高耐熱封止樹脂の密着性改善
9.応用技術(粉体材料への応用)
【質疑応答】
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