【講座の趣旨】
プラスチックやフィルムを含む高分子材料の粘弾性を基礎から解説し,プラスチックやフィルムにおける応力とひずみの評価方法や発生メカニズムを理解していただく。また,いくつかの事例について紹介する。
【セミナープログラム】
1.材料の粘弾性の基礎
1.1 応力とひずみ
1.2 弾性と粘性
1.3 材料の変形モード
伸長変形,せん断変形,体積変形,ポアソン比
1.4 弾性率とコンプライアンス
1.5 力学模型と粘弾性
バネ,ダッシュポット,Maxwell模型,Voigt模型
1.6 応力緩和とクリープ変形
1.7 動的粘弾性
2.高分子材料の粘弾性
2.1 高分子材料における応力の起源
エントロピー弾性,エネルギー弾性
2.2 時間温度換算則と粘弾性予測
2.3 溶融粘弾性
2.4 緩和と分子運動
2.5 動的粘弾性データの見方
温度分散と周波数分散
3.応力とひずみ
3.1 応力―ひずみ曲線と材料の特徴
3.2 残留応力,残留ひずみ
3.3 応力測定
3.4 ひずみ測定
4.プラスチックやフィルムにおける応力とひずみの評価事例
4.1 射出成形材料内の応力・ひずみ分布評価
光弾性法等
4.2 フィルム・エラストマーにおける応力・ひずみ
4.3 高分子フィルムの引張変形挙動
非晶性高分子,結晶性高分子,光弾性法,分光法,X線回折
4.4 構造色を利用したエラストマーのひずみ計測
4.5 炭素繊維複合材料のひずみ回復評価
【質疑応答】
※受講者の皆様の抱える疑問点や問題点について,セミナー開催3日前までに
「事前リクエスト用紙」 (請求書に同封)や 「Eメール」 を御寄せ頂けましたら,
講演中に対応させて頂きます。
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