DX 電子ラボノート 利活用
        
『生成AIによる業務効率化と活用事例集』
『実験の自動化・自律化によるR&Dの効率化と運用方法』
 
<セミナー No.506512>

【Live配信】

★利用が思うように進まない電子実験ノート...
    紙と電子のハイブリッド、現場ユーザとの関係構築など定着化のポイントを伝授!!



電子実験ノート活用への仕組み作りと定着のポイント


■ 講師
1.

(株)JIYU Laboratories 代表取締役 高野 泰朋 氏

2. 奈良先端科学技術大学院大学 データ駆動型サイエンス創造センター
           センター長/特任教授 東京大学 名誉教授 船津 公人 氏
3. (株)レゾナック 計算情報科学研究センター 情報・インフォマティクスグループ 川原 悠 氏
■ 開催要領
日 時

2025年6月12日(木) 10:30〜16:15

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき60,500円(消費税込み、資料付) 
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税込)〕

大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。
詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい。

■ プログラム

<10:30〜12:00>

【第1部】紙を使うことを前提にした電子実験ノートシステム導入と定着化のポイント

(株)JIYU Laboratories 高野 泰朋 氏

【講演趣旨】
研究開発現場では「前任者の実験手順が分からない」、「紙ノートの山から情報を探すのに莫大な手間がかかる」、「他の誰かが既にやった実験を、知らずに繰り返してしまう無駄が発生する」など、情報管理の課題が山積しています。その一方で、従来から研究者個人が使用する紙ノートは手軽で使い易いため捨てがたいものです。
そこで本セミナーでは、紙ノートの良さを活かしながら緩やかにDX化を実現し、OCR技術で検索可能な資産へと変換する方法をご紹介します。
「JikkenNote」という紙と電子のハイブリッド式実験ノートの導入事例から、手書きの使いやすさとデジタルの検索性を両立させる具体的プロセスをお伝えします。そして、研究者・技術者の抵抗感を軽減しながら組織への定着を促し、研究開発力を高める電子実験ノート活用の全体像を把握できる機会とさせて頂きます。

【講演項目】
1.自己紹介・事業紹介

2.本講演の目的

3.DXとは

4.DXの壁

5.DXが進んでいない代表例としての研究開発

6.なぜ研究開発DXは進まないのか

7.どこから研究開発DXに着手するか

8.実験ノートとは

9.紙のノートの問題点

10.電子実験ノートの歴史

11.電子実験ノートの普及率と課題

12.既存の業務フローのまま利用可能なツールを提案

13.一歩進んだデジタライゼーション

14.電子実験ノート活用の仕組み作り

15.電子実験ノートの定着のさせ方

16.今後の研究開発DXに向けて

17.まとめ

【質疑応答】


<13:00〜14:30

【第2部】電子実験ノート活用への仕組み作りと定着のさせ方

奈良先端科学技術大学院大学/東京大学 船津 公人 氏

【講演項目】
1.電子ラボノートの活用方針

2.電子ラボノートの重要性

3.研究デジタルトランスフォーメーション

4.実験値をMIに活用するまで

5.電子ラボノートの導入戦略

6.データ収集のためのカルチャー

7.オープンマインド

【質疑応答】


<14:45〜16:15

【第3部】電子実験ノート利活用の仕組みづくりと現場浸透への取り組み

(株)レゾナック 川原 悠 氏

【講演趣旨】
当社では社内情報の蓄積、共有、活用を目的として、2019年より電子実験ノートの適用を進めてきました。当初は技術情報の蓄積と共有を主なメリットとして電子実験ノートを推進してきましたが、それだけではユーザには直接的なインセンティブとはなりにくく、利用が思うように進みませんでした。これまで地道に電子実験ノートを使いたくなる理由を収集・共有して、使いたくない理由を把握してその解消に努めてきました。本講演では、普及活動の中で奏功した施策と、失敗例も交えてお話します。

【講演項目】
1.電子実験ノートとは
 1-1.電子実験ノートに期待した点
 1-2.当社の電子実験ノートの推進体制
 1-3.国内外の電子実験ノートの利用状況

2.研究現場における課題と電子実験ノート導入
 2-1.当社の技術情報活用の課題
 2-2.電子実験ノートの意義と目的
 2-3.電子実験ノート(BIOVIA Notebook)の特徴
 2-4.電子実験ノート以外のツールとの比較

3.電子実験ノート導入の課題と対応
 3-1.導入後の課題とユーザの抵抗
 3-2.機能追加による電子実験ノート価値向上

4.各ステークホルダーのモチベーションを考える
 4-1.上層部、現場研究者、知財担当者の利用動機
 4-2.社内横展開(事例共有)活動について

5.現場理解の重要性
 5-1.現場ユーザとの関係構築
 5-2.キーマンを中心とした普及活動

6.DXツールとしての電子実験ノート
 6-1.当社が陥ったアンチパターン
 6-2.電子実験ノートに求める役割
 6-3.電子実験ノートを活用したMIの仕組み
 6-4.電子実験ノート導入による定量的効果

【質疑応答】

電子実験ノート 仕組み作り セミナー