【習得できる知識】
・バイオマテリアル、DDSナノ粒子における水分子の役割と生体機能との関連性
・水和状態の解析方法・水中での表面の分析方法
【講座趣旨】
バイオマテリアルの作製において生体適合性は重要な指標です。最近の研究により、物質の生体適合性は水和状態と相関することが明らかになりつつあります。本講演では、バイオマテリアル、特にドラッグデリバリーシステム(DDS)のためのナノ粒子における水分子の役割と生体機能との関連性について、現在わかっていることをご説明します。そして、バイオマテリアルの水和状態の解析方法・水中での表面の分析方法についてご紹介します。
1.バイオマテリアル
1.1 様々な高分子バイオマテリアル
2.DDSナノ粒子の水和状態の解析と生体機能との関連性
2.1 ドラッグデリバリーシステム(DDS)
2.2 様々なDDSナノ粒子の水和状態の解析と生体機能との関連性
3.表面水和状態の解析と生体適合性ポリマー材料被覆表面の解析
3.1 水中での表面解析方法(接触角測定、濡れ性評価、AFM(SPM))
3.2 新規な表面濡れ性評価方法
3.3 生体適合性ポリマー材料被覆表面の分析事例(乾燥状態と湿潤状態の比較)
【質疑応答】
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