高分子微粒子の合成、粒径制御とその中空化の解説セミナー
        
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<セミナー No 601213>

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★ ソープフリー乳化重合の粒子生成・成長メカニズム! 反応器の設計法!

高分子微粒子の合成、粒径制御とその中空化


■ 講師

名古屋大学 大学院工学研究科 准教授 博士(工学) 山本 徹也 氏

■ 開催要領
日 時

【Live配信】2026年1月16日(金) 12:30〜16:30
【アーカイブ(録画)配信】 2026年1月27日まで受付(視聴期間:1月27日〜2月6日まで)

会 場 Zoomを利用したLive配信 または アーカイブ配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき 49,500円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき44
,000円〕

〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【講座の趣旨】
 ソープフリー乳化重合法で調製される高分子微粒子の核生成および粒子成長過程を原子間力顕微鏡(AFM)によりその場観察した結果を事例に,粒子生成・成長メカニズムについて分子レベルで解説します。また,AFMを分析ツールとしての活用方法について理解することができます。
 分子レベルのメカニズムに従って,高分子微粒子の粒子径制御に対する指針を立てることができます。最近開発したスポンジリアクターによるナノ粒子合成の事例を紹介し,ナノ粒子を合成するための反応器の設計方針を立てることができます。
 また,高分子微粒子表面でゾル-ゲル反応を起こせば,簡単にシリカシェルを構築することができます。高分子コアを取り除くことで中空シリカナノ粒子が単分散で得られるようになります。高分子微粒子の内部に油溶性開始剤を含ませ,低温加熱するとテンプレートフリーで中空粒子を得ることが可能です。この中空粒子の合成過程を応用するとナノバブルを発生させることができ,基板上微粒子の脱着に展開することができます。

【習得できる知識】
・ソープフリー乳化重合法で調製される高分子微粒子の核生成メカニズム
 および粒子成長メカニズムを分子レベルで理解することができる。
・原子間力顕微鏡(AFM)を分析ツールとして使用することができる。
・高分子微粒子の粒子径制御の指針が立てられる。
・複合微粒子,中空微粒子の設計指針が立てられる。
・ナノ粒子合成のための反応器の設計方針が立てられる。

1.ソープフリー乳化重合法

 1-1 原子間力顕微鏡(AFM)の原理
 1-2 核生成過程のその場観察
 1-3 粒子成長過程のその場観察
 1-4 ソープフリー乳化重合系の分子レベルメカニズム

2.高分子微粒子の粒子径制御法

 2-1 電解質を利用したマイクロ粒子の製造
 2-2 静電相互作用を強化したナノ粒子の製造
 2-3 高分子微粒子ナノサイズ化のためのスポンジリアクター

3.高分子微粒子の中空化

 3-1 高分子微粒子を利用したシリカ中空ナノ粒子の合成
 3-2 高分子ナノ粒子の中空化

【質疑応答】