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<10:00-12:00>
【第1部】コア技術の抽出,棚卸しと新事業企画の進め方
(株)日本能率協会コンサルティング 小田原英輝
氏
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【講演趣旨】
先進国市場の成熟化に伴い、更なる企業成長のために新規事業創出の必要性が高まり、R&D部門に対しても技術を核にした新規事業創出への役割期待が強くなってきています。新規事業を企画するアプローチは複数挙げられますが、既存事業の中でコア技術を培ってきた日本のメーカーにとって、コア技術の横展開による新規事業の創出は定石的なアプローチです。本講演では、自社が保有するコア技術の横展開によって新事業を企画するための基本的な考え方と具体的な進め方をご紹介します。経営コンサルティングの中で実適用してきたフレームワークや支援事例なども交えて実践に基づく内容を解説します。
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【講演項目】
1.コア技術を核にした新事業企画とは
1-1.技術を核にした新事業・新商品創出が求められる背景
1-2.今の時代に求められる仮説提案型のマーケティング
1-3.自社のコア技術を核にした新事業企画の概要
2.コア技術抽出の進め方
2-1.社内の技術棚卸のポイント
2-2.技術評価
2-3.技術ポジションマップによるコア技術の抽出
3.コア技術を起点とした新事業企画の進め方
3-1.顧客価値発想法による新事業企画
3-2.成長市場マップによるアイデア発想の拡大
3-3.生成AIの活用によるアイデア発想の拡大
3-4.社外の有望技術を起点とした新事業アイデアの発想拡大
4.事業コンセプトの構想
4-1.仮想カタログによる顧客価値の見える化
4-2.NFS展開による必要技術と開発課題の検討
4-3.事業の企画骨子の構想
5.コンサルティング事例紹介
【質疑応答】
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<12:45-14:45>
【第2部】コア技術の横展開による新規事業、新規商品テーマ発掘とその進め方
村田機械(株) 中尾
敬史 氏
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【講演趣旨】
ムラテックは開発力強化を目的に2004年にR&D部門を発足しました。以前は事業部制が強い会社であり、後付け組織であるR&Dの存在意義が問われ続けました。我々はMOT(技術経営)を導入することで横断的開発体制を構築してきました。横断的開発の実現には @ロードマップを核にした開発戦略 Aコアを明確にしたプラットフォーム技術 Bステージゲートを活用した最適マネジメントが調和的に機能することが肝心です。今回は自身の経験も踏まえ「全社開発マネジメント」実現の為の組織体制をご説明し「コア技術の横展開による新規テーマの発掘と実践」をご紹介します。最後に、シナリオプランを用いて出口論を議論し、それをロードマップに展開する手法もご紹介します。
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【講演項目】
1.ムラテックの紹介と全社開発体制の構築
1-1.ムラテックの紹介
1-2.全社横断的な開発体制の構築
2.全社開発マネジメントの組織体制、仕組み作り
2-1.ロードマップを核とした開発連携
2-2.ステージゲートを活用したカオスのマネジメント
3.コア技術の横展開による新規事業、新規商品テーマ発掘の取り組み
3-1.プラットフォーム技術戦略=コア技術の横展開
3-2.新規テーマの発掘と事業化への繋げ方
4.シナリオプランとロードマップへの展開
4-1.シナリオプランのフレームワーク
4-2.シナリオプランの実施事例
【質疑応答】
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<15:00-17:00>
【第3部】マーケティングマインドの企業だけが生き残る! -マーケティングx新規事業-
オフィスアベツマ(同) 阿部
剛士 氏
(元 インテル(株)、元 横河電機(株))
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【講演趣旨】
今世紀に入り企業を取り巻くグローバル環境は激しくそして高速に変化している。世界の潮流変化に対応しながら、企業もさらなる成長が期待されている。経営者は8つの経営チャレンジに直面しており、株主は、企業の未来の稼ぐ力に期待を寄せている。そのためには事業ポートフォリオのアップデートや新規事業などによる成長を実施しなければばらない。本講演では、企業経営者に対する株式・資本市場の期待値を踏まえながら、成長のための新規事業創出におけるマーケティングマインドを通してのチャレンジとポイント(勘所)を紹介する。
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【講演項目】
1.マーケティングの本質とは何か?
2.ビジネスを取り巻く外部環境変化
3.企業から見たマーケティングの今
4.狭義と広義のマーケティング
5.経営層が直面する8つの経営
6.企業価値向上のための無形資産
7.マーケティングxR&D
8.オープン・イノベーション機能の在り方
9.R&DからC&Dへ(6Cとは?)
10.R&Dから新規事業への一考察(2つの大きな課題について)
11.MITモデル
12.How to measure?
【質疑応答】
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