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【講座の趣旨】
近年、カーボンニュートラル、環境負荷低減が求められる中、バイオベースモノマーの重要性が高まっている。粘着性を考える上で重要な因子であるTg、表面張力(濡れ性)とともに、バイオベースアクリレートを紹介する。さらに、これらの粘着性共重合体における特性変換やバイオミメティックモノマーによる機能性付与など、製品開発のヒントを提供する。
【習得できる知識】
初めに、アクリルモノマーのTgや表面張力(濡れ性)から粘着特性を捉え、共重合設計による機能性付与のアプローチを解説する。続いて、バイオベースアクリレートについて、原料の由来、当社上市品、開発状況、従来品からの代替可能性をまとめた。さらに応用事例である共重合体について、粘着性から伸縮性への特性変換、バイオミメティックモノマー添加による粘着性向上・易解体性付与などを紹介する。
1.粘着剤用モノマーの基礎
1.1 粘着剤で使用される高分子材利用(アクリル樹脂、ウレタン樹脂、ゴム)
1.2 アクリルモノマーの種類と特徴(構造による分類、Tg、表面張力)
1.3 アクリルポリマーの機能設計、硬化(重合)方法
2.バイオベースアクリレート
2.1 バイオベースアルコールとその由来
2.2 バイオベースアクリル酸の開発動向
2.3 部分的バイオベースアクリレート
2.4 100%バイオベースアクリレート(開発品)
2.5 放射性炭素(14C)を用いたバイオベース比率測定
2.6 バイオベースモノマー(開発品)
3.アクリレートの用途例とバイオベースモノマー置き換え提案
3.1 アクリレートの用途例
3.2 バイオベースモノマーによる置き換え提案
4.粘着性素材の物性応用事例:伸縮性材料への特性変換
4.1 伸縮性アクリルエラストマー
4.2 伸縮性導電材料
5.粘着性材料への特性付与:接着性バイオミメティックモノマー
5.1 環境にやさしいバイオミメティック接着事例
5.2 ムール貝の接着機構を模倣したカテコールモノマー(開発品)
5.3 ドーパミンアクリルアミドの基材表面への吸着性
6.カテコールモノマーを含む共重合体の利用と評価
6.1 密着性、粘着性、接着性評価
6.2 湿潤条件での粘着性評価
6.3 易解体粘着剤事例
7.まとめ
【質疑応答】
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