GMP文書・SOPの整理・統廃合と運用改善セミナー

                  
最新GMPおよび関連ICHガイドライン 対応実務
生産現場におけるヒューマンエラー対策 事例集
<セミナー No608164(アーカイブ配信)>
【 アーカイブ配信】 (2026年8月3 Live配信の録画配信です)

肥大化したGMP文書の整理・統廃合と運用改善の実践

「読まれるSOP」と「現場で回る文書体系」の作り方


GMP文書の体系整理と運用効率化

―SOP肥大化・旧版残存・文書乱立への対応―


■ 講師

高平 正行 氏

 NPO−QAセンター 理事兼事務局長
 エイドファーマ 代表

■ 開催要領
日 時 【アーカイブ(録画)配信】
 視聴時間目安:3時間弱
 2026年8月13日(木)まで申込み受付(視聴期間:8/13〜8/23)
受講方法

Zoomを利用したアーカイブ配信  ※会場での講義は行いません
 セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。

聴講料

聴講料 1名につき38,500円(消費税込/資料付き)
 〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき33
,000円〕
 〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【講座主旨】

近年、GMP運用においては、査察対応強化・DI(Data Integrity)要求・CSV/CSA・品質文化醸成などへの対応に伴い、SOPや関連文書が急激に増加している。一方で、多くの現場では、SOPの肥大化による運用不能化、旧版文書の残存、類似SOPの乱立、文書間整合性の欠如、教育負荷の増大、「誰も読めないSOP」の慢性化といった課題が顕在化している。
これらは単なる文書管理上の問題ではなく、逸脱・教育不備・査察指摘・データインテグリティリスク・属人化を誘発する品質システム上の重要課題である。
本講演では、GMP文書体系を「増やす管理」から「整理して運用可能にする管理」へ転換するために、

 ・文書体系の設計原則、SOP階層化の考え方
 ・SOPスリム化手法、文書統廃合の進め方、旧版管理・電子化運用
   :文書を削るのではなく、重複・過剰管理・現場で使われない記述を減らす
 ・教育効率との連携、査察で評価される文書管理の視点を、実例を交えながら体系的に解説する。

さらに、「現場で回るGMP文書」を実現するための運用改善プロセスと、継続的な文書ガバナンス構築についても具体的に紹介する。

【講座内容】

1.GMP文書・記録の必要性とGMP文書管理が抱える課題
 1.1 GMPにおける文書化の目的と必要性
 1.2 なぜ記録が必要か
 1.3 GMP文書要事項の増加と抱える課題(文書類の肥大化)

2.GMP省令改正と国内法規制が求める文書管理と記録の管理(製造・QC・QA部門)
 2.1 GMP省令改正と文書・記録の管理について
 2.2 GMP省令 第20条「文書及び記録の管理」
 2.3 文書管理規定

3.海外法規制の要請する手順書、記録書
 3.1 原薬GMPガイドライン(第6章 文書化と記録)
 3.2 PIC/S GMPガイドライン
 (PartT第4章 文書及び要求される記録)
 3.3 FDAが求める文書化・記録作成と管理

4.文書体系及び文書・記録の作成:GMP文書体系の基本設計
 4.1 GMP監査の対象となる階層的文体系と作成事例(文書類の階層設計)
 (1)業務管理文書一式(3基準書等法的要求事項、運用手順書類)
 (2)技術文書類
 (3)製品標準書、製造指図・指図記録書の作成事例

5.SOP肥大化の原因分析
 5.1 なぜSOPは読めなくなるのか
  ・追記型改訂の弊害、査察指摘対応の積み上げ、例外処理の増殖、部門最適化による乱立、「責任回避型SOP」の特徴
 5.2 肥大化SOPの典型事例

6. SOPスリム化・統廃合の実践
  ・実務で使える整理手法:
   SOP棚卸しの進め方、重複SOPの統合、共通化・標準化、WI(手順書)への切り出し、
  フローチャート化、リスクベース記載への転換

7. 旧版残存・文書乱立への対応
  ・査察リスクをどう低減するか:
   旧版混在の典型原因、紙運用で発生する問題、電子文書管理の留意点、廃止文書管理、配布管理と最新版保証

8. 教育・現場運用との連携
  ・「読まれるSOP」をどう作るか:
   教育しやすい文書構成、理解しやすいSOPの特徴、現場で使われるフォーマット、OJT依存からの脱却

9. 査察対応で評価されるポイント
  ・当局は何を見ているのか:
    PMDA/FDA査察の視、SOPと実運用の整合、obsolete管理、文書ライフサイクル管理

10.文書監査における3極GMP指摘事例
 10.1 PMDAによる指摘事例、無通告査察における文書・記録の不備
 10.2 EU及びPIC/S
 10.3 cGMP(FDAの指摘)、QCラボ指摘事例

11.文書監査のポイントとデータインテグリティ
 11.1 文書監査のポイント
 11.2 文書管理とヒューマンエラー
 11.3 コンピューター化システムにおける文書管理
 11.4 データインテグリティを踏まえた文書管理
 11.5 データインテグリティ対応
 11.6 指摘事例とQCラボ対応例(組織的なデータの改竄)

12.GMP文書運用の将来像
  ・「維持できる品質システム」へ:
   文書ガバナンス体制、定期棚卸し、電子化・DMS活用、AI活用可能性 、「増やさないGMP」への転換

まとめ

(一部、内容に変更がある場合がある)

【質疑応答】


◆◆講師プロフィール◆◆◆

専門分野:医薬品製造および品質管理、プロセス化学

学位:薬学博士

主な経歴:
 1979年4月 塩野義製薬株式会社入社
 1994年5月  同 金ヶ崎工場製造管理者、同 製薬研究所
 2004年4月〜2011年11月 同 信頼性保証本部GMP統括管理グループ長
 2011年12月 塩野義製薬退社
 医薬品原薬メーカー エースジャパン取締役
 2016年6月  エイドファーマ代表
 NPO-QAセンター顧問、CMプラス社 提携コンサルタント、エヌエスファーマシニアコンサルタント
 2018年5月から現職
主な研究・業務:
 医薬品製造および品質管理、プロセス化学、
 品質保証ガイドライン策定、グローバル品質方針策定
 国内外GMP規制当局のGMP査察対応、国内外企業のGMP監査(170以上の医薬品製造施設)
 GMP関連テーマのセミナー、GMP/QMS監査、執筆活動多数を展開中

セミナー講演テーマ例:
 GMP入門編、GMP/GQP省令、GQP/GMP/GDP要員育成、製造・QA・QC要員教育訓練、各種バリデーション、変更逸脱管理・OOS/OOT管理と手順書作成、リスクベースGMP監査・自己点検、GMP文書・記録の管理、治験薬GMP、適切なPQS運用、統計的製品品質照査、DI・DX管理、サプライヤー管理、ICH Q7,8-10,11,12の解説、医薬品の不純物管理等