アルミナフィラーによる樹脂の高熱伝導化|BN被覆と熱伝導率計測
        
AIデータセンター、HPCへ向けた放熱、冷却技術
TIMの高熱伝導化技術と開発事例
 

<セミナー No 612213>

【Live配信のみ】 アーカイブ配信はありません

★ 『高充填と高い流動性』 『少ない充填量と高い熱伝導性』の両立!

アルミナフィラーによる樹脂の熱伝導性向上とその評価


■ 講師

1.

デンカ(株) 電子・先端プロダクツ部門 セラミックス研究部 岡田 拓也 氏

2.

長野県工業技術総合センター 材料技術部門 材料化学部 技師 村野 耕平 氏
3. サイエンスエッジ(株) 代表取締役社長 内山 知也 氏
■ 開催要領
日 時 :

2026年12月14日(月) 13:00〜16:30

会 場 : Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料 :

1名につき 49,500円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につ
き44,000円〕

〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【13:00-14:00】

1.球状アルミナフィラーの特性とその充填による樹脂の熱伝導性向上

デンカ(株) 電子・先端プロダクツ部門 セラミックス研究部 岡田 拓也 氏
 

【講座の趣旨】
各種エレクトロニクスデバイスの高性能化、特に近年ではAI向けデータセンターの消費電力増大に伴って、放熱対策がますますその重要性を増しており、その周辺で使用される樹脂材料の高熱伝導化のニーズが高まっている。本講座では,代表的な放熱フィラーとして使用されている球状アルミナフィラーとその樹脂コンパウンドについて、その製法、必要とされる特性などを、他のフィラー材料との比較も交えながら解説する。

【習得できる知識】
球状アルミナフィラーの製法
放熱アルミナフィラーとして求められる特性
各種セラミックスフィラーの特徴
セラミックスフィラー充填樹脂コンパウンドの特性、用途

1.当社事業概要

2.セラミックスフィラー概要
 2.1 セラミックスフィラー使用目的
 2.2 各種セラミックス材料物性
 2.3 セラミックスフィラー充填樹脂材料のいろいろ

3.球状アルミナフィラー
 3.1 球状フィラー合成プロセス
 3.2 開発経緯
 3.3 フィラー物性
 3.4 各種要求物性

4.フィラー充填放熱樹脂材料
 4.1 放熱材料の構成
 4.2 主な製造プロセス
 4.3 各種放熱材料の構成、特徴
 4.4 球状アルミナ充填樹脂
 4.5 他のフィラー充填樹脂

5.まとめ

【質疑応答】


【14:15-15:15】

2.BN粒子被覆による酸化アルミニウムの熱伝導性向上と樹脂との複合化

長野県工業技術総合センター 材料技術部門 材料化学部 技師 村野 耕平 氏
 

【講座の趣旨】
 酸化物系フィラーは化学的安定性,絶縁性に優れ,かつ,素材コストが低いため,広く使用されているが,近年の高い高熱伝導化への要求にこたえるには熱伝導率が低いという欠点がある。窒化物系フィラーは酸化物系フィラーと比較して熱伝導率が高いが,化学的安定性が低く,素材コストが高い傾向にある。カーボン系フィラーは熱伝導率が高く,素材コストも低い傾向にあるが,絶縁性に劣り,用途が限定される。このように全ての要求特性を満たすフィラーは存在していない。
 当センターでは、種々のフィラーの表面をh-BNで被覆した複合熱伝導性フィラーの開発を進めている。本セミナーではAl2O3とBNのコア−シェル型複合フィラーを中心に解説する。

1.熱伝導性フィラーを充填した樹脂複合材料の高熱伝導化メカニズム

2.Al2O3とBNのコア−シェル型複合フィラーの作製

3.コア−シェル型複合フィラーの構造評価

4.BN被覆によるフィラーの熱伝導特性向上

5.SiCをコアとしたコア−シェル型複合フィラーの開発事例

【質疑応答】


【15:30-16:30】

3.サーモリフレクタンス顕微鏡によるマイクロフィラー粒子の熱伝導率計測

サイエンスエッジ(株) 代表取締役社長 内山 知也 氏
 

【講座の趣旨】
マイクロスケールの局所領域の熱伝導率計測を可能にするサーモリフレクタンス顕微鏡について、その分析原理と特長、さらにはアルミナや窒化アルミニウムの粒子の熱伝導率計測事例を紹介する。

1.サーモリフレクタンス顕微鏡の紹介
 1.1. サーモリフレクタンス顕微鏡とは?
 1.2. サーモリフレクタンス法の分析原理
 1.3. サンプルの前処理(金属トランスデューサーの成膜)
 1.4. 熱輸送物理モデルを用いたフィッティング解析
 1.5. 基板材料や薄膜材料の計測事例
 1.6. レーザースポット径と空間分解能
 1.7. 測定できるサンプルとできないサンプル

2.単結晶アルミナ粒子の測定
 2.1. 測定サンプルの概要
 2.2. 粒径の異なる粒子の熱伝導率計測結果
 2.3. 加熱周波数と熱侵入長の関係
 2.4. 粒径の小さな粒子の測定における注意点
 2.5. 粒子の固定方法が熱伝導率計測に及ぼす影響

3.多結晶AlN粒子とAlN微粒子焼結体粒子の測定
 3.1. 測定サンプルの概要
 3.2. 粒径の異なる粒子の熱伝導率計測結果
 3.3. 粒子内部の熱輸送障壁(空隙)の検出
 3.4. AlN基板の熱伝導率マッピング
 3.5. 熱伝導率マッピングによる粒子界面の熱抵抗評価

【質疑応答】