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2023年1月号目次 MATERIALSTAGE

■ 巻頭

□ 海洋プラスチックごみ問題の現状及び国際動向とバイオプラスチック導入ロードマップの策定について
環境省 宮ア一騎

1.海洋プラスチックごみ問題
2.マイクロプラスチックに対する懸念
3.バイオプラスチック導入ロードマップの策定
4.プラスチック資源循環の促進に係る新たな制度
5.海洋プラスチック汚染を始めとするプラスチック汚染対策に関する条約の策定に向けた国際的動向



■ 特集1

全固体電池の開発の動き,その部材や製造技術について

 

□ 硫化物ガラス系電解質を用いた全固体電池の開発の動き,今後の展開
大阪公立大学 作田敦,本橋宏大,林晃敏

1.はじめに〜全固体電池の種類と特徴〜
2.全固体電池の構造と原理
3.全固体電池の動向
4.結晶系電解質とガラス系電解質
5.固体電解質の合成方法
6.正極層における界面構築
7.硫化物ガラス系電解質の開発動向 〜多様な機能の付与〜

□ 全固体電池用正極材の開発と展望
Umicore N.V. 熊倉真一

1.はじめに
2.SSB向けNMC正極開発における主要素
3.ポリマー電池における開発例
4.今後の展望

□ 含硫黄高分子系正極材料の開発とその充放電特性について
(株)ADEKA 撹上健二

1.はじめに
2.硫黄変性ポリアクリロニトリル: Sulfurized Polyacrylonitrile (SPAN)
3.SPAN正極とポリマー系固体電解質から構成される固体系Li-Sセル
4.SPAN正極とその他固体電解質との組み合わせ

□ 硫化物系全固体電池に適したナノポーラスシリコン負極複合体の開発
(地独)大阪産業技術研究所 山本真理,加藤敦隆,高橋雅也
奈良先端科学技術大学院大学 奥野亮太

1.はじめに
2.ナノポーラスシリコン粒子の合成と評価
3.硫化物系全固体電池への応用

□ 全固体電池の部材開発に寄与する微粒子コーティング法について
(株)パウレック 加納良幸

1.背景
2.転動流動層の装置構成と微粒子コーティング法
3.生産速度向上を目的とした転動流動層装置による微粒子コーティング

□ 全固体電池開発に活用される計算科学の紹介
富士フイルム(株) 奥野幸洋

1.はじめに
2.計算科学の全固体電池開発への適用例



■ 特集2

海洋分解性プラスチックの開発とその分解性制御
 

□ 生分解開始スイッチ機能を有する海洋分解性プラスチックの研究開発と将来展望
群馬大学 粕谷健一,鈴木美和,橘熊野

1.はじめに
2.海洋生分解性プラスチックの開発の動機
3.海洋時限生分解性プラスチックの開発戦略
4.海洋時限生分解性プラスチックの創製

□ 澱粉とセルロースとから成る「海洋生分解性材料」 の開発
日本食品化工(株) 村松大輔

1.はじめに
2.澱粉/セルロース複合シートの調製
3.化学変性により改質された澱粉がセルロース複合材料に与える影響
4.澱粉/セルロース複合材料の海洋分解性試験
5.澱粉/セルロース複合材料の分解速度の制御

□ いま見直されるセルロース素材 〜セロファン/セルロース加工紙/球状セルロース粒子〜
レンゴー(株) 杉山公寿

1.はじめに
2.レンゴーのセロファン事業について
3.各セルロース素材の製造方法
4.各セルロース素材の特長および用途
5.各セルロース素材の生分解性
6.今後の可能性

□ 生分解性・海洋分解性を有するポリグリコール酸樹脂の設計と応用
(株)クレハ 鈴木義紀

1.はじめに
2.Kureduxの原料と製法
3.Kureduxの特性
4.Kureduxの用途例
5.Kureduxの環境適性

□ イタコン酸由来で光誘起親水化する分解性バイオナイロンとその可能性について
北陸先端科学技術大学院大学 高田健司,金子達雄

1.はじめに
2.バイオ分子「イタコン酸」を用いたバイオポリアミド
3.バイオポリアミドの崩壊性
4.イタコン酸とアミノ酸によるバイオポリアミドの開発



■ 特集3

<5Gの電波の到達エリアを拡げる> 電波反射材の開発と応用展開
 

□ 140GHz 帯メタサーフェス反射板によるミリ波電波伝搬制御
(国研)産業技術総合研究所  加藤悠人
1.はじめに
2.平衡型円板共振器法によるミリ波帯材料計測
3.140 GHz帯メタサーフェス反射板の開発

□ メタマテリアル電波散乱シートを用いた5G の無線通信品質改善
電気通信大学 村上靖宜

1.はじめに
2.メタマテリアル電波散乱シートの基本構造と設計方法
3.設計したメタマテリアル電波散乱シートの無線通信品質改善効果

□ 金属反射板を用いた28GHz 帯屋内無線システム
大阪大学 三瓶政一

1.はじめに
2.28GHz帯の回折・散乱損失と反射損失
3.金属反射板を用いた伝搬路構造制御
4.提案手法の性能


■ マテリアルニュース&トピックス

□ バイオベースプラスチックを「肥料」に変換するリサイクルシステムその可能性について
千葉大学 青木大輔

1.緒言
2.ポリカーボネート
3.ポリカーボネートの合成と分解
4.植物を使用した生育実験

■ 連載

続・エポキシ樹脂 CAS 番号物語~ 硬化剤 CAS 番号備忘録

第54回光カチオン重合開始剤(2)
小池 常夫