1節 自家骨を用いた骨製ネジの開発
1.精密骨加工装置の開発
1-1. 骨加工における素材としての材料特性
1-2. 骨製ネジの生体適合性
1-3. 骨製ネジの生体力学的特性
1-4. 骨製ネジの生物学的特性
2.骨製ネジを用いた骨(軟骨)接合術
2-1. 舟状骨骨折偽関節例に対する骨接合術
2-2. その他の部位への応用
3.自家骨製ネジの展望
2節 湿潤臓器・組織表面へ接着する生体吸収性接着剤の設計と機能
1.はじめに
1.1組織接着剤とは
1.2研究中の生体接着材料
2.疎水化タラゼラチンを主成分とする生体吸収性接着剤の分子設計
2.1疎水化ゼラチンを用いた接着剤に関する研究
2.2タラゼラチンへの生体組織接着性の付与
2.3生体組織を用いたC12?ApGltn接着剤の機能評価
2.4C12?ApGltn接着剤の生体吸収性評価
3節 心臓血管外科領域における接着材料・接着技術の現状と課題
1.心臓血管外科領域における組織接着剤の適応と種類
1-1.組織接着剤の適応
1-2.組織接着剤の種類
1-2-1.GRF (Gelatin Resorcinol Formaldehyde)グルー
1-2-2.バイオグルー(BioGlue)
1-2-3. フィブリン糊製剤
1-2-4. シアノアクリレート系
2.心臓血管外科領域における組織接着剤の弊害と問題点
2-1.組織接着剤の弊害
2-2.組織接着剤の問題点
3.新しい組織接着剤の開発における留意点と可能性
4節 消化器外科手術にて接合・固定に使われる医療材料の選定
1.消化器外科手術の特徴
2.消化器外科手術での吻合
2-1. 消化管吻合の創傷治癒過程
2-2. 手縫い吻合の医療材料の選定
2-3 器械吻合による医療材料の選定
3.消化器外科手術での吻合以外の接合や固定
3-1 消化器外科手術での縫合、閉鎖
3-2 体壁ヘルニアの修復、固定に用いる医療材料の選定
5節 形成外科からみた接合・固定に使われる生体吸収性材料使用の実際
1.吸収性縫合糸について
2.吸収性骨接合用プレート・ネジについて
6節 泌尿器外科の手術にて使用される吸収性材料の使用頻度と求める製品像
1.泌尿器内視鏡手術
1-1.TUR
1-2.TUL 経尿道的砕石術
1-3.PNL(percutaneous lithotripsy) 経皮的砕石術
1-4.内視鏡手術における止血材料
2.現在使用されている止血材について
2-1.生体内における止血機構
2-2.止血材
2-3.液状組織接着剤
2-4シート状組織接着剤
2-5感染性の問題点
3.泌尿器科腹腔鏡手術
3-1.泌尿器科領域における腹腔鏡手術適応の現状
3-2.腎部分切除術
3-3.後腹膜リンパ節郭清
3-4.そのほかの場面での止血材料の使用。
3-5.現状での問題点
3-6.血管クリップに対する展望
7節 脳神経外科からみた接合・固定に使われる生体吸収性材料使用の実際
1.はじめに
2.人工硬膜
2-1. ゴアテックス(R)
2-2.シームデュラ(R)
2-3.デュラウェーブ(R)
3.骨接合用プレートおよびスクリュー
3-1.スーパーフィクソーブ(R)
3-2.ラクトソーブ(R)
3-3.グランドフィックス(R)
3-4.クラニオフィックスアブソーバブル(R)
8節 整形外科からみた接合・固定に使われる生体吸収性材料とその使用基準
1.生体吸収性材料使用の基本原則
2.吸収性骨接合用ピン/スクリュー
2-1. 使用目的
2-2. 開発の経緯と臨床応用
2-3.生体への吸収と力学
2-4.使用例と使用成績
2-5. 使用に伴う手術手技上の注意点
2-6. 使用に伴う合併症
2-7. 使用禁忌例、又は使用に適さないと考えられる例
3.人工骨
3-1. 使用目的
3-2. 開発の経緯と臨床応用
3-3.生体への吸収と力学
3-4.使用例と使用成績
3-5. 使用に伴う手術手技上の注意点
3-6. 使用に伴う合併症
3-7. 使用禁忌例、又は使用に適さないと考えられる例
4.硬膜修復材料
4-1. 使用目的
4-2. 開発の経緯と臨床応用
4-3.生体への吸収と力学
4-4.使用例と使用成績
4-5. 使用に伴う手術手技上の注意点
4-6. 使用に伴う合併症
4-7. 使用禁忌例、又は使用に適さないと考えられる例
9節 口腔外科からみた接合・固定に使われる生体吸収性材料の使用基準と応用
1.現在, 口腔顎顔面外科領域で承認臨床応用される生体吸収性骨接合・固定材料
1-1. 第1世代生体吸収性材料とプレートシステム
1-2. 第2世代生体吸収性材料とプレートシステム
1-3. 第3世代生体吸収性材料とプレートシステム
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