第1章 農業支援
第1節 気象データを活用したIoP(Internet of Plants)の取り組み
《仙石 健介》
1.高知県の施設園芸農業
2.IoP クラウドの構築と気象データの取り込み
3.今後の展望
第2節 衛星データと気象データを活用した農業支援 《古賀 新一郎,渡部 靖之》
1.気象データと農業,特に稲作との関係
2.農家方々の気象データの使い方現状
3.衛星データと気象データを交えた農業支援の取り組み事例
4.今後の展望
第2章 食品・飲料
第1節 気象データを活用した商品需要予測 《小越 久美,松本 健人,須長 智洋》
1.まえがき
2.流通における課題
3.省エネ物流プロジェクト
4.事業化後の取り組み
5.気象予測の導入効果は1,800 億円
第2節 清涼飲料販売数と平均気温に基づいた需要予測の可能性 《大江 恵里》
1.清涼飲料業界の気象情報活用の現状
2.本プロジェクトの目的
3.検証内容(概要,データ前提,効果測定方法)
4.清涼飲料販売数と気象の相関
5.気象予想データを使った実証実験
−自動販売機のホット・コールド切り替え時期の判断に気象予報を活用した実験
6.おわりに
第3章 エネルギー・住宅・防災
第1節 電力需要予測・太陽光発電出力予測・電力取引価格予測 《榎本 佳靖》
1.はじめに
2.電力需要予測
3.太陽光発電出力予測
4.電力取引価格予測
第2節 気象予測とAI・IoT による快適・健康・低炭素型住宅 《片山 秀史,大庭 みゆき》
1.実大住宅におけるエアコン使用実態
2.気温とエアコンのエネルギー消費量
3.気象予測とAI・IoT による快適・健康・低炭素型住宅
第3節 災害リスク情報サービス「DR Info(ディーアール・インフォ)」 《橘 克憲》
1.はじめに
2.気象災害の脅威
3.パスコにおける自然災害への取組み
4.気象データを活用した「DR-Info」のサービス概要
5.DR-Info が提供する主な価値
6.台風や豪雨などの気象データを活用して災害リスクを通知
7.気象データを活用したクラウドサービスの拡大
第4章 物流・販売
第1節 天気に合わせたファッションレコメンドサービス 《泉 浩人》
1.気象データを活用したファッションレコメンドサービス『TNQL』
2.気象データのビジネス活用における検討課題
3.TNQL API について
4.近未来予測としての気象データの可能性
第2節 気象データを用いた物流予測「AI-Buffalo-」 《中川 達生》
1.はじめに
2.需要予測のシステム開発やサービスにおける過去の課題とその解決
3.物流の業界の動向について触れる
4.物流業界における需要予測の必要性
5.物流予測AI-Buffalo- について
6.気象データの関連について
7.物流予測AI-Buffalo- で意識していること
8.今後の展望
第5章 保険・ヘルスケア
第1節 気象災害や異常気象等の影響をリスクヘッジする「天候デリバティブ」 《伊藤 寛》
1.はじめに−天候リスクと天候デリバティブの誕生
2.天候デリバティブとはどのようなものか
3.天候リスクを取り巻く状況
4.天候デリバティブと保険
5.天候デリバティブにおける気象データの利用
6.天候デリバティブによるリスクヘッジ活用例
7.天候デリバティブの今後
第2節 医療ビッグデータと気象データの組み合わせによる片頭痛の発症予測 《遠藤 史博》
1.はじめに
2.レセプトとは
3.片頭痛の特徴
4.片頭痛発症予測モデルの構築
5.片頭痛発症患者数予測モデルの活用方法
6.おわりに
第6章 エンターテインメント×気象情報によるデータビジネスの可能性
《冨永 伸介》
1.公営競技の市場規模と動向
2.競艇における気象条件とレースの関係
3.競輪における雨と風のレースへの影響
4.競馬における天候とトラックバイアスの関係
5.気象情報のデータビジネス化
6.気象情報を生かしたゲーム(VR)開発
7.パイロット時代のエピソード
8.まさかの墜落―その時の状況
9.検証を通して見えた気象の重要性
10.バーチャルと現実が近くなる前に―求められる緻密な気象情報 |