第1節 自社のコア技術と未来戦略をもとにした研究・開発部門での事業開発
1.クラボウの事業領域と研究・開発への取り組み
1.1 これまでの事業開発
1.2 これからの事業開発
1.3 当社の技術研究所
1.4 新規事業への挑戦
2.Society5.0の時代に向けた新規事業の開発
2.1 テーマの設定
2.2 実行計画の立案
2.3 研究・開発体制の整備
2.3.1 事業部支援型の研究・開発体制
2.3.2 新規事業を創出するための研究組織
2.4 新規事業の開発プロセス
2.4.1 調査・研究のステージ(第1段階の3カ年)
2.4.2 事業開発のステージ(第2段階の3カ年)
2.4.3 新規事業のステージ(第3段階の3カ年)
2.5 中止・撤退を想定した出口戦略
2.5.1 既存事業への還元
2.5.2 コア技術の移転
3.新規事業とサステナビリティ
3.1 社会と価値観の変化
3.2 サーキュラーエコノミーへの対応
3.3 新たな経済モデルへの事業対応
4.新規事業をあらためて考える
第2節 出口戦略に基づく研究開発テーマの発掘と事業化への繋げ方
1.出口戦略とは?
1.1 出口戦略の定義
1.2 出口戦略の重要性
2.研究開発テーマの発掘のプロセス
2.1 市場ニーズの特定
2.2 技術動向の分析
2.3 競合他社の動向の観察
3.出口戦略に基づく研究開発テーマの選定
3.1 短期・中期・長期の戦略的視点
3.2 投資収益率を考慮したテーマの評価
3.3 グローバルな視点での選定
4.事業化への繋げ方
4.1 プロトタイプの開発と市場テスト
4.2 事業モデルの設計
4.3 パートナーシップとの戦略的提携
4.4 マーケティングとブランディング戦略
5.実例:出口戦略に基づく成功事例の紹介
5.1 アイロボット社のルンバ: 出口戦略に基づく成功の背景
5.2 テスラ社の電気自動車と出口戦略
6.結論:出口戦略の重要性とその取り組み方
第3節 コア技術をベースとする新製品・新事業テーマの創出/技術を創る・技術を活かす
1.研究開発とイノベーション
2.日本の科学技術の現状と課題
2.1 日本企業の技術力
2.2 大学や公的研究機関の科学力
3.大学や公的研究機関の実用化を目指す研究開発の課題
3.1 産学連携により実用化を目指す研究開発
3.2 大学や公的研究機関の実用化を目指す研究開発
4.技術を活用する新製品・新事業の創出
4.1 コア技術
4.2 コア技術をベースとする新製品・新事業テーマの創出
5.技術を創り,技術を活かす研究開発
第4節 出口を意識したR&Dテーマの設定と事業化への推進方法
1.成長への舵切りに向けた技術力の強化
2.イノベーション・マネジメントに基づく、出口を意識したR&Dテーマの設定と事業化推進
2.1 全員参加型イノベーションの仕組みYume Pro
2.2 出口を意識したR&Dテーマの設定と事業化推進
2.3 イノベーション・マネジメントの適用・運用
3.研究開発〜先行開発のステップ
3.1 研究開発のミッション
3.2 テーマ設定・ゴール設定の方法
3.3 研究開発〜先行開発までの進め方と評価
3.4 事例
4.先行開発〜事業化推進のステップ
4.1 研究開発から事業化へのステップアップを目指して
4.2 テーマ設定・ゴール設定の方法(コンセプトを探す)
4.3 研究から応用研究〜事業化推進までの進め方と評価(コンセプトの形成)
4.4 事業化に至るまでのPoCの進め方(コンセプト検証とその具現化)
4.5 PoCの推進事例
5.ニーズからの新規事業開発
第5節 材料・デバイスのR&Dテーマ発掘と出口戦略
―哲学なき出口戦略はサステナビリティ経営を崩壊させるー
1.研究開発のステージに合わせた出口戦略
2.R&Dの出口戦略における知的財産の重要性
3.出口戦略によって異なるR&D知的財産権の構築
4.出口戦略を意識したR&Dテーマ
第6節 未来予測による将来市場の獲得と研究開発テーマへの落とし込み方
1.未来予測による将来市場の獲得と研究開発テーマ
1.1 R&D部門の役割
1.2 ビジネスモデルキャンバスと研究開発テーマ策定
1.3 市場適合性の検証
1.4 知的財産戦略
2.研究開発テーマの設定と検証
2.1 テーマ設定
2.2 事業プラン策定と検証
2.3 組織的活動
第7節 Factデータからの未来予測と新事業テーマの見つけ方
1.コロナは予測できたのか?
2.どのくらい先の未来を予測したら良いか?
3.未来予測のアプローチ方法
4.Factの種類と情報源
5.政府の目標値は未来を約束しているものではない
6.テーマを選定する
7.未来予測のフレームワーク
第8節 AIを活用した未来予測と研究開発テーマの発掘
1.AIが変えるテーマ発掘のあり方
1.1 骨太なテーマを生み出す「両利きの研究開発」
1.2 「イノベーションの『探索』」を加速するデジタル技術
2.イノベーションの『探索』に求められる未来予測
2.1 バックキャスティング型の未来予測とは
2.2 AIとの協業が生み出す“非連続な未来像”
3.未来予測から研究開発テーマの発掘までの手順
3.1 <STEP1>未来社会の描き出しからのバックキャスティング
3.2 <STEP2>収益を生み出す仕組みのデザイン
3.3 <STEP3>研究開発テーマの発掘
第9節 未来予測による将来ビジョンの描き方と研究開発テーマの発掘
1.技術マーケティングのプロセス
2.事業環境のパラダイムシフトと市場創出仮説の構築
2.1 競争軸の変化
2.2 市場環境の変化
2.3 オープン化がもたらすパラダイムシフト
2.4 デジタル化がもたらすパラダイムシフト
2.5 変化の予兆を捉える
2.6 ハイプ・サイクル
3.市場創出意図の明確化と市場仮説の検証
3.1 バックキャスティング
3.2 戦略の見える化による研究開発テーマの発掘
3.2.1 研究開発の課題と評価の目的
3.2.2 評価の対象と出力
3.2.3 戦略シナリオの策定
第10節 出口戦略に基づく新規事業開発と技術マーケティングの融合
1.出口戦略について
2.技術マーケティングと戦略の融合について
3.研究開発テーマの推進について
第11節 技術マーケティングによる研究開発テーマの発掘‐ウェルビーイング社会に向けての試み‐
1.技術マーケティングの全体像
1.1 技術マーケティングとは
1.2 ビジネスの構造
1.3 技術マーケティングの全体像
1.3.1 取りまく環境
1.3.2 顧客及び顧客の顧客
1.3.3 価値の提供
1.3.4 製品開発・管理と販路開拓・管理
2.技術マーケティングによる研究開発テーマの発掘
2.1 社会動向の把握
2.2 ターゲット市場を想定し設定する
2.3 価値創造技術の棚卸
2.3.1 自社の強みの整理
2.3.2 製品属性の把握
2.3.4 集合知の活用
2.4 研究開発テーマの創造・選択
2.5 コンセプトの創造、ビジネスモデル、経済性の検討、研究開発テーマへの落とし込み
3.ウェルビーイング社会の研究開発テーマ
3.1 市場動向の収集と分析
3.2 ウェルビーイング市場のセグメンテーションとターゲティング
3.3 研究開発テーマアイディア
第12節 横河電機における技術マーケティングと研究開発テーマの発掘
1.予測不可能な外部環境変化
1.1 VUCAワールド+CORONA+DX = ?
1.2 DXの本質
2.横河電機の今とこれから
2.1 3回目の戦略的転換期
2.2 戦略的転換が企業の未来を左右する
2.3 事業の戦略的転換を支える横河電機の3つの重要ポイント
2.4 横河電機の「三種の神器」
2.5 世界的課題(SDGs) に貢献するための新規事業戦略
2.6 横河電機の企業変革へのアプローチ
2.6.1 事業戦略を担う横河電機マーケティング本部の機能
3.マーケッティング・ドリブンの重要性
3.1 日本企業と欧米企業の経営主観の違い
3.2 マーケティング・ドリブンな企業は生存確率が高い
3.3 狭義と広義のマーケティング
4.イノベーションを担う横河電機の R & D ( Research and Development
)機能
4.1 R&D機能のポジショニング
4.2 マーケティング本部傘下のR&D機能
4.3 研究テーマ数とオープンイノベーションの伸長
4.3.1 研究テーマ数と共創先の推移
4.4 三位一体:R & Dに伴走する事業開発と知財戦略
4.5 スピード重視のオープンイノベーションと C & D
4.6 R&DからC&Dへ
4.7 成功戦略事例
4.7.1 プラントの分散制御システム(DCS)でのDXへの対応
4.7.2 脱炭素に向けた事業展開
4.7.3 ビジネスモデルを進化させるためのC-DL(コミュニティドミナントロジック)型マーケティングへの転換
5.テクノロジーと社会の共存
第13節 顧客を意識した研究開発テーマ探索の仕組み
1.経営外部環境分析によるテーマ探索手法
1.1 消費者行動に影響を及ぼす市場環境変化からのテーマ探索手法(PEST分析)
1.2 市場機会の分析(3C分析)による研究開発テーマ探索
1.3 成長戦略視点からの研究開発テーマ探索
2.潜在的顧客ニーズ視点からの研究開発テーマ設定方法
2.1 消費者行動の生活体系アプローチ
2.2 消費者行動のメカニズムからのアプローチ
2.3 顧客視点から研究開発テーマの分類方法
3.顧客を意識した研究開発テーマ選択の為の方法
3.1 アイデア探索・開発テーマのポジショニング把握
3.2 研究開発テーマの取捨選択のための判断方法
4.残された課題
第14節 ジョブ理論による新規事業開発の進め方
1.斬新な技術がイノベーションに繋がらない理由
1.1 イノベーションとは
1.2 斬新な技術が発明されても小さな普及に留まる理由
2.ジョブ理論とは
1.1 ジョブ理論とは
1.2 ジョブとニーズの違い
3.事業機会を発見するフレームワーク
4.ジョブ理論による事業開発の進め方
4.1 未来の事業機会と現在との繋がり
4.2 不確実性の違いに応じた事業開発の進め方
4.3 企業内新規事業におけるレビューアーの重要性
4.4 ピッチ
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