第1節 技術マーケティングの基礎とR&Dテーマへの落とし込み方
1.開発者に求められるマーケティングとは
1.1 マーケティングとは何か
1.2 開発者に求められるマーケティング
2.技術の強みを知る
2.1 製品と技術を知る…技術資源分析
2.2 技術の特性をつかむ…特性比較分析
2.3 競合を知る…競合分析
2.4 違いを認識する…自社・競合分析シート
3.技術の使い方を決める
3.1 市場を細分化する…マーケット・セグメンテーション
3.2 顧客の要望を振り返る…顧客要望の振り返り分析
3.3 マクロ環境を知る…PEST分析
3.4 将来ニーズを推定する…将来ニーズの棚卸
3.5 シーズとニーズを組み合わせる…SN(シーズ・ニーズ)変換
4.技術の出口をつくる
4.1 真のニーズを探る…ニーズを読み解く―上位ニーズ分析
4.2 将来の価値を考える…将来技術構想
4.3 テーマを決める…仮想カタログ
5.企画をアピールする
5.1 企画書を作る…企画書(ビジネスプラン)
5.2 社内へアピールする…企画書のプレゼンテーション
5.3 将来顧客に提案する…提案書の作成
第3節 顧客の潜在ニーズの見つけ方と研究開発テーマの創出
1.顧客と研究開発部門
2.顧客ニーズと見つけ方
3.顧客ニーズの分析
4.顧客ニーズとマーケット環境の変化
5.顧客ニーズの複雑性
6.顧客ニーズから研究開発テーマへの変換
第4節 理論的根拠のあるテーマ立案と新規事業テーマへの創出
1.新規事業の初めに考えること
2.理論的根拠のあるテーマ
3.具体案とブレイクスルー
4.具体案例
5.具体的な事業計画
6.研究開発計画
7.真の共有化
8.新規事業テーマへの創出
第5節 市場開拓、開発テーマ発掘のためのマーケティングの具体的手法
1.マーケティングを考える時
2.技術マーケティングのポイント
2.1 図4の【A】事象
2.2 図4の【B】事象
2.3 図4の【C】事象
2.4 図4の【D】事象
3.年々難しくなるマーケティング作業の時間制約
4.最後に
第6節 経営戦略を起点とする技術マーケティング/新製品・新事業の創出
1.イノベーションとは
2.技術マーケティングを成功させるカギ
3.経営戦略における事業部門と研究開発部門の一体化
3.1 企業理念,ビジョンと経営戦略
3.2 技術戦略の重要性
3.3 事業戦略・技術戦略・研究開発戦略の策定
4.技術マーケティングに必須の道具/テクノロジー・プラットフォーム
5.技術マーケティングの実際
6.技術マーケティングの例
第7節 R&D発の自社アセットと潜在ニーズを結びつける新規事業創出手法
1.新規事業を創るとは
1.1 富士フイルム化粧品事業創出の成功要因
1.2 富士フイルム新規テーマの失敗要因
1.3 新規事業探索は既存事業深耕とは全く異なる
1.4 新規事業開発リーダー
2.MOTマーケティング手法
2.1 MOTマーケティングのプロセス
2.1.1 仮説の対象とする顧客
2.1.2 確認の対象とする顧客ベネフィット
2.1.2 ソリューション プロダクト、それを実現する機能、その機能を実現する自社アセット(技術)
2.1.3 仮説検証・修正プロセス
2.2 MOTマーケティングのKSF(Key Success Factor)
2.2.1 顧客の発見は「ベネフィット宣言」で行う
2.2.2 顧客とは「ベネフィット」で対話する
2.2.3 顧客対話の真の目的は「本当の問いの発見」
第8節 技術マーケティングの進め方とR&Dテーマの発掘
1.準備事項
1.1 情報共有と時代認識
1.2 教養教育と歴史の深堀
2.開発ストーリーの創出例
2.1 フォーキャストとバックキャストの技術編集
2.2 研究的思考と生産現場的思考のアウフヘーベン(エンゲージメント)
3.ステージゲートの設定方法
3.1 事業性の調査段階にあるR&Dテーマ
3.2 事業化の企画段階にあるR&Dテーマ
3.3 既存事業との連携段階にあるR&Dテーマ
4.デジタル化の波とZ世代を見据えた組織作り:イノベーションとイキガイ
4.1 付加価値創出のためのR&D活動が再び重要な局面を迎えているという意識
4.2 イノベーションの定義とイナーシャの存在の認識
4.3 イキガイの再認識
第9節 自社技術が適応する新しい市場を探す手法「用途開発マーケティング」の進め方
1.用途開発マーケティングとは
1.1 用途開発マーケティングのメリット
1.2 一般的なマーケティングと用途開発マーケティングの違い
1.3 課題解決のための手段を幅広く情報収集している段階の技術者へ情報を届ける
2.用途開発マーケティングの進め方
2.1 STEP1技術の棚卸し
2.1.1 MFTフレームワークの使い方
2.1.2 MFTフレームワークを使い技術の棚卸しを行う有用性
2.1.2 MFT視点で対策するキーワードを想定する
2.2 STEP2対策キーワードの調査・選定
2.2.1 対策キーワード調査
2.2.2 対策キーワードの選定
2.3 STEP3 Webコンテンツの企画・制作
2.3.1 検索ユーザーの検索意図を調査する
2.3.2 調査した検索意図をもとにWebコンテンツを企画する
2.3.3 企画をもとにWebコンテンツを制作する
2.4 STEP4 アクセス・問い合わせ分析
2.4.1 アクセスキーワード分析
2.4.2 問い合わせ分析
3.用途開発マーケティングの実践事例
3.1 超音波はんだ技術|アクセス分析により新たな技術の用途を発見
3.1.1 マーケティング開始時は「異素材接合」という機能に着目
3.1.2 キーワード分析から「融点の低い接合技術」という機能を発見
3.1.3 アルミ材の接合に関する多くの問い合わせ獲得に成功
3.2 力覚センサー|既存技術の用途開発により新たな市場参入に成功
3.2.1 「ワーク間の滑りを見える化」する機能に対する用途探索を目的にスタート
3.2.2 ロボット向けの触覚センサーという用途を発掘
第10節 技術マーケティングによるイノベーションの創出
1.マーケティング&イノベーション本部について
1.1 顧客の創造
1.2 ミッション・ビジョン・バリュー
1.3 仕組み・機能
1.4 組織運営の考え方
1.4.1 既存組織との関わり
1.4.2 ターゲット領域
1.5 振り返り
2.技術マーケティングと新規事業創出
2.1 新規事業プロジェクトの全体整理
2.2 具体的なプロジェクト事例1(食農プロジェクト)
2.2.1 食農プロジェクトの目指す姿
2.2.2 フレッシュ・ロジの概要
2.2.3 フレッシュ・ロジにおけるマーケティング活動
2.3 具体的なプロジェクト事例2(PEDプロジェクト)
2.3.1 PEDプロジェクトの目指す姿
2.3.2 Akliteiaの概要
2.3.3 PEDプロジェクトにおけるマーケティング
2.4 新規事業創出における技術マーケティング
第11節 技術マーケティングによる新規事業の創出と仕掛けづくり
1.新規事業開発の進め方
1.1 新規事業開発のプロセス
1.2 テーマ探索、発掘の手法
1.3 領域の選定
2.技術マーケティングの適用
2.1 技術の棚卸し
2.2 技術の可視化
2.3 適用領域と適用手順
3.仕掛け、仕組みづくり
3.1 ステージゲート法による進行管理
3.2 イノベーションの創出の体制と人材
3.2.1 新規事業開発を目的とした編成の形
3.2.2 新規事業開発のための人材要件
3.2.4 人材育成の考え方
|