押出 混練 セミナー
        
塗布・乾燥のトラブル対策
樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
 

<セミナー No 411225>

【Live配信のみ】 アーカイブ配信はありません

★ 装置内での樹脂挙動を可視化!シミュレーションを用いた混練評価!

押出混練機内の
樹脂挙動と混練評価,最適化技術

◎溶融、混練メカニズム ◎スクリュ設計 ◎スケールアップの考え方


■ 講師

九州大学 大学院工学研究院 化学工学部門 教授 工学博士 梶原 稔尚 氏


【ご専門】 化学工学
【ご活躍】
 ・プラスチック成形加工学会会長(2020年6月〜2022年6月)
 ・日本レオロジー学会会長(2019年5月〜2021年5月)
 ・The 37th International Conference of Polymer Processing Society,Conference Chairman(2022年4月)
 ・International Polymer Processing,Associate Editor(2014年〜現在)
 ・化学工学会九州支部支部長(2021年4月〜2023年3月)
 ・化学工学会粒子・流体プロセス部会長(2014年〜2016年)

■ 開催要領
日 時

2024年11月22日(金)  10:30〜16:30

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料 1名につき 55,000円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49
,500円〕

〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕
   

■ プログラム
【習得できる知識】
 (1) 可視化・計測技術
 (2) 固体輸送・溶融・溶融体輸送の基礎理論
 (3) 溶融混練の基礎理論とそれに基づく装置設計の理解
 (4) シミュレーション技術と混練評価の考え方
 (5) スケールアップの考え方
 (6) メカニズムに基づくトラブル対策

【講座趣旨】
  二軸押出機・混練機やミキシングエレメントを有する単軸押出機を用いて高分子材料の混練がなされている。押出・混練過程でのトラブル回避や,装置・プロセス設計の最適化のためには,まず装置内で何が起きているのかを把握することが最も重要である。そのために,材料挙動の可視化・計測やシミュレーション技術が利用され効果を上げているが,技術者が材料挙動・混練に関する基本的な理屈 (ノウハウではなく) を理解し実験・計算結果を妥当に解釈できることが,検討結果を実効的に成果へ結びつける最も確実な方法である。 本講では,高分子材料の固体輸送,溶融,溶融体輸送と混練に関して基礎理論をわかりやすく解説するとともに,その理論に基づく装置設計と不良現象のメカニズムの事例を紹介する。また,実験およびシミュレーションを用いた混練評価およびスケールアップについて,現状の方法と課題を理論的に説明する。


1.背景
 1.1 押出機・混練機の概要と特徴

2.実験による可視化・計測
 2.1 既往の可視化・計測の例
 2.2 最近の可視化・計測技術の研究例
 2.3 各種手法の特徴と注意点

3.固体輸送メカニズム
 3.1 輸送メカニズムと不良現象
 3.2 スクリュ設計の基礎

4.溶融部における高分子材料の溶融メカニズム
 4.1 溶融プロセスの可視化と溶融理論
 4.2 スクリュ設計の基礎
 4.3 溶融不良への対応
 4.4 溶融部での構造形成

5.溶融混練部の輸送・混練メカニズム
 5.1 溶融体輸送メカニズム
 5.2 分配混合と分散混合
 5.3 伸長流動の重要性
 5.4 ポリマーブレンド・コンポジットの混練理論

6.単軸スクリュ押出機内の溶融混練
 6.1 スクリュ設計の基礎
 6.2 溶融混練理論と混練エレメントの関係

7.二軸スクリュ押出機内の溶融混練
 7.1 溶融混練理論と混練エレメントの関係
 7.2 溶融混練に付随する問題と対策

8.計算機シミュレーションによる材料挙動の予測
 8.1 シミュレーション手法の分類と特徴
 8.2 混練予測のモデリングと問題点

9.シミュレーションによる混練評価
 9.1 混練評価指標とその考え方
 9.2 検証実験とその考え方
 9.3 シミュレーションと実験を用いた研究例

10.スケールアップとシミュレーション
 10.1 スケールアップの一般論
 10.2 シミュレーションによるスケールアップの研究例

11.今後の課題



【質疑応答】


 

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