【習得できる知識】
CO2分離材料の分離機構と最適な構造の選定について、機械学習と分子シミュレーションを利用した事例について解説します。機械学習と分子シミュレーションの方法論の概要を学べるとともに、多孔質のCO2吸着剤やCO2分離膜を対象とした、実際の活用事例について理解を深めることができます。
【講座の趣旨】
二酸化炭素の分離を省エネルギーで実現するためには、所望する条件に見合った吸着剤や分離膜の開発が必要です。分子レベルから材料の特性を理解し、最適な材料構造を設計するための方法論として、本講座では機械学習と分子シミュレーションを利用した理論的評価・設計方法について講義します。
1.CO2分離材料の概要
1.1 SIFSIX類
1.2 ゼオライト
1.3 膜分離材料
2.シミュレーション方法について
2.1 分子シミュレーション
2.1.1 吸着シミュレーション
2.1.2 拡散シミュレーション
2.2 機械学習
2.2.1 物性の回帰モデル
2.2.2 分子構造の生成モデル
2.3 分離材料の特性評価と最適構造設計
3.CO2分離材料への活用
3.1 SIFSIX類のCO2吸着特性と水蒸気耐性
3.2 ゼオライト膜によるCO2分離
3.3 結晶粒界がCO2分離に与える影響
3.4 混合マトリックス膜によるCO2分離
3.5 高分子膜によるCO2分離
4.まとめ
【質疑応答】
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