【講演趣旨】
文章は、コミュニケーションツールの1つです。仕様書・操作マニュアルなどの技術文書
は、情報が早く正確に伝わることが求められます。しかし、作成した文書を展開した結果、言いたいこ
とが伝わらず手戻りになってしまうなどの事例が少なくありません。理解しづらい、誤解を生じるなど
の文章は、読み手をイライラさせるだけではなく、文章の不具合の修正作業に、膨大な時間やコストが
かかり、生産性を著しく低下する原因になります。すっきりと早く相手に情報が正しく伝わる力は、生
産性向上だけではなく、自分の自信にもつながります。正確に早く伝わる技術文章の作成方法や校正方
法に加え効率よく論理的にドキュメントを作成する方法を習得します。
【講演項目】
1.文章とは何か
2.日本語の特徴を知る
3.技術文章を支えるものは何か
3.1 仕事文章の書き方
3.2 技術文章の書き方
3.3 文章の品質とは
3.4 信頼は業績を良くする
4.早く正確に伝えるために
4.1 文書全体の構成
(1)知っておきたい論理的思考法
(2)全体から部分へ、階層構造の活用
4.2 知っておくべき1文章の構成
4.3 簡潔に書くとは
5.パッと見てわかるようにするために
5.1 ビジネス表記を知る/漢字で書くひらがなで書く数字の表記
6.誤解を招かない書き方
6.1 係り受けの関係を正しく
7.正確に伝えるために
7.1 技術者が知っておく助詞の使い方
7.2 技術文章と仕事で使う文章は使い分ける
8.さらにわかりやすくするコツ
8.1 相手の理解プロセスに負担をかけないちょっとしたコツ
8.2 文字コミュニケーションで気を付けること
9.添削で文章力をアップする
9.1 修正箇所とその理由を知る
9.2 罹患文を直すコツ
10.校閲機能を活用する
10.1 ワープロソフトの校閲機能を強化する(Word)
10.2 メールソフトの校閲機能を強化する(Outlook)
10.3 アウトライン機能で構造化した論理的な文書作成
10.4 書式はスタイルで一括変更
10.5 アウトラインとスタイルの関係
10.6 スタイルを使えば目次は自動作成
11.復習問題
【質疑応答】
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