知財ポートフォリオ 知財戦略 セミナー
        
『適正な知財コストの考え方と権利化、維持、放棄の決め方』
『経営・事業戦略に貢献する知財価値評価と効果的な活用法』
 
<セミナー No.411505>

【Live配信】

★自社にとって真に価値のある特許とは何か

★投資対効果をふまえ自社に絶対優位な特許網をどう構築するか!!



知財ポートフォリオの構築と

知財戦略の策定・遂行の仕方


■ 講師
1.

第一工業製薬(株) 研究本部 知的財産部  部長 正司 武嗣氏

2. 中澤経営知財パートナー 代表 中澤 俊彦氏
(元・キヤノン(株) 理事 知的財産法務本部 副本部長)
3. (一社)兵庫県発明協会 専務理事 事務局長 井上 二三夫氏
(元・シスメックス(株) 知的財産本部 理事 本部長)
4. ナガセケムテックス(株) 経営企画本部 経営戦略室 知財担当室長  冨田 光治氏
■ 開催要領
日 時

2024年11月25日(月) 10:00〜17:15

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき66,000円(消費税込み、資料付) 
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき60,500円(税込)〕

大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。
詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい。

■ プログラム

<10:00〜11:30>

【第1部】知財ポートフォリオの構築と出願・放棄・秘匿等の戦略策定

第一工業製薬(株) 研究本部 知的財産部  部長 正司 武嗣氏

【講演趣旨】
 知財ポートフォリオマネージメントは、自社の知財戦略を遂行する上での基本となるとともに、近年ではコーポレートガバナンス・コード改訂に伴った知財投資の開示という観点でも重要性が増している。知財ポートフォリオの構築のためには、自社および業界の方向性の把握、知財を含めた自社の強みの認定、が前提となる。また実務においては、社内外との連携調整や時機を逸しない対応が重要となる。そこで本講演では取組の意義とポイントについて述べたうえで、知財ポートフォリオの活用についても触れることで、理解を深めていく。本講演が、日々検討、工夫を重ねている皆様の知財ポートフォリオマネージメント構築一助になれば幸いである。

【講演項目】
1.知財ポートフォリオマネージメント
  1.1 知財ポートフォリオマネージメントとは
  1.2 経営戦略・事業戦略と知財ポートフォリオマネージメント
  1.3 業界・他社状況と知財ポートフォリオマネージメント
  1.4 知財の資産としての側面とコストとしての側面
  1.5 コーポレートガバナンス・コードとの関係
  1.6 知財ポートフォリオマネージメントを活用するために

2.知財ポートフォリオマネージメントと出願・放棄・秘匿等の戦略策定
  2.1 出願戦略
  2.2 秘匿戦略
  2.3 放棄戦略
  2.4 時機を逸しない対応
  2.5 ポートフォリオ適正化のための自社以外との対応
  2.6 自社内の他組織との調整
  2.7 過去に実施した対応の検証
  2.8 変化する自社戦略・業界動向に合わせた対応

3.まとめ

【質疑応答】


<12:15〜13:45

【第2部】事業を強化する知財/特許戦略と特許ポートフォリオの整備

中澤経営知財パートナー 代表 中澤 俊彦氏
(元・キヤノン(株) 理事 知的財産法務本部 副本部長)

【講演趣旨】
 社会・ビジネス環境が大きく変化する中、利益を生み出す事業の創出、育成、維持・発展等の事業強化が企業にとって大きな課題である。従って、強化対象となる事業のビジネスモデルを守る知的財産の役割は企業にとって非常に重要であり、技術系企業にとっては特許ポートフォリオの獲得が事業強化に肝要と言える。例えば、特許戦略としてよく知られたオープン&クローズ戦略を実現する際に、オープン領域における特許ポートフォリオと、クローズ領域における特許ポートフォリオはその性質および確保のあり方は自ずから異なる。本セミナーでは戦略に応じたポートフォリオの整備の考え方および実践手法についてキヤノン(株)の事例を交えて紹介する。

【講演項目】
1.事業活動と知財/特許戦略
  1.1 三位一体の知財戦略の重要性

2.知的財産の経営上の役割
  2.1 ビジネスモデルを実現・維持・発展させる役割
  2.2 群としての特許網形成
  2.3 川上・川下を意識した特許網形成
  2.4 商品、サービス形態を意識した特許網形成
  2.5 IPランドスケープと特許マップ
  2.6 知財ミックスの活用
  2.7 ビジネスモデルを活かす特許網、知財ミックスの活用事例

3.オープン&クローズ戦略を含む特許戦略
  3.1 キヤノンのオープン&クローズ戦略
  3.2 競争力を維持する為に効果的なオープンクローズ戦略とは
  3.3 標準とオープン&クローズ戦略

4.他企業との連携における知的財産上の留意点
  4.1 共同開発契約や秘密保持契約
  4.2 共有に掛かる特許の取扱い
  4.3 産学連携における留意点

5.特許ポートフォリオの整備
  5.1 群としての特許網形成の重要性
  5.2 発明の評価と取り扱い
  5.3 「守りの特許」と「攻めの特許」
  5.4 開発段階に応じた特許活動
  5.5 権利化後の特許の棚卸し
  5.6 事業が終了した権利の活用
  5.7 特許ポートフォリオの入れ替え


【質疑応答】


<14:00〜15:30>


【第3部】投資対効果から考える知財ポートフォリオマネジメント

(一社)兵庫県発明協会 専務理事 事務局長 井上 二三夫氏
(元・シスメックス(株) 知的財産本部 理事 本部長)

【講演趣旨】
 知財ポートフォリオマネジメントについては、さまざま議論されて久しい が、知財テクニック論のみでは、経営に資する知財活動には程遠い。投資対効果が重 要視される経営環境においては、今まで以上に経営的効果の発揮できる知財ポート フォリオ構築が望まれる。 そのためには、(1)経営視点で知財ポートフォリオに何を期待するのかを 明らかにし、(2)構築したポートフォリオによって期待していた効果が達成できて いるのかを評価し、(3)知財ポートフォリオ構築・維持のために投入したコスト が、達成した効果に対して経営的に説明ができるものでなければならない。 この講演では、投資対効果という経営的視点から知財ポートフォリオマネジ メントを考える。

【講演項目】
1.投資対効果について
  1.1 誰が投資するのか
  1.2 何を(どんな効果)期待して投資するのか
  1.3 効果はどのように評価するのか
  1.4 効果を発揮するためにすべきこと

2.知財ポートフォリオについて
  2.1 権利種別ポートフォリオ(特許・意匠・商標)
  2.2 地理的ポートフォリオ(日本・外国)
  2.3 特許網(種類)
  2.4 種類別の特徴
  2.5 事業戦略と知財戦略との関係
3.ポートフォリオマネジメントについて
  3.1 投資対効果の評価期間
  3.2 ポートフォリオのメンテナンス

【質疑応答】


<15:45〜17:15>


【第4部】外国出願における特許網構築の考え方と知財戦略の進め方

ナガセケムテックス(株) 経営企画本部 経営戦略室 知財担当室長  冨田 光治氏

【講演趣旨】
 国際競争が激しくなる中、企業では技術開発の成果である知的財産(とりわけ特許)をどのように保護、活用していくかは重要な問題であり、事業戦略における知財戦略の重要性が高まっています。 また経済のグローバル化により、企業は諸外国へ積極的に進出することが必要となっていますが、諸外国での特許取得には高額なコストが必要であり、特許取得及び維持のコストも意識した効率的な特許網の構築が重要となります。 本講演では、コストを意識した効率的な外国出願における特許網構築の考え方及び事業戦略を踏まえた効果的な知財戦略の進め方について解説します。

【講演項目】
1.外国出願における特許網構築の考え方
  1.1 なぜ外国で特許取得が必要なのか?
  1.2 外国特許を取得する手段
  1.3 外国特許を取得する際の留意点
  1.4 コストを意識した効率的な特許網構築の考え方
    (1)外国特許取得・維持のコストについて
    (2)外国特許の取得・維持・放棄の判断の要点
    (3)効率的な特許網の構築

2.外国における知財戦略の進め方
  2.1 事業戦略から見た知財戦略
  2.2 特許出願戦略の考え方
  2.3 出願以外の知財戦略とその留意点
    (1)出願かノウハウ保護か
    (2)契約による知財法務戦略
  2.4 事業戦略を踏まえた効果的な知財戦略の進め方

【質疑応答】


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