共創 知財戦略 新規事業 創出
        
『適正な知財コストの考え方と権利化、維持、放棄の決め方』
『経営・事業戦略に貢献する知財価値評価と効果的な活用法』
 
<セミナー No.412501>

【Live配信】

★共創事業における知財部の役割とは何か!
★競争から共創へ!知財を活用した新規事業創出の仕掛けに迫る!!



“共創の知財戦略”による

新規事業の創出と実施体制の構築


■ 講師
1.

NTTコミュニケーションズ(株) イノベーションセンター 技術戦略部門3G 担当部長 松岡 和氏

2. (株)ダイセル 知的財産センター 知的財産ソリューショングループ 今井 清太氏
3. (株)ブリヂストン 知的財産部門 部門長 荒木 充氏
4. KDDI(株) コーポレート統括本部 総務本部 知的財産部 知財戦略G グループリーダー 辻 恭平氏
■ 開催要領
日 時

2024年12月6日(金) 10:00〜17:15

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき66,000円(消費税込み、資料付) 
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき60,500円(税込)〕

大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。
詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい。

■ プログラム

<10:00〜11:30>

【第1部】NTTコミュニケーションズにおける共創の知財戦略と実践事例

NTTコミュニケーションズ(株) イノベーションセンター 技術戦略部門3G 担当部長 松岡 和氏

【講演趣旨】
 多くの企業で自社単独での事業からパートナーと共に行う共創事業の割合が増加している。 これにより、知財戦略も競争を前提とした従来の考え方から共創を意識した戦略への転換が求められている。 共創の知財戦略では、自社の利益ばかり主張してはうまく機能しない。パートナー企業とともに中長期の視点でビジネスを成長させ事業収益の獲得を目指していくマインドが必要となり、目先の権利帰属にこだわりパートナーとの信頼関係を破綻させてはならない。 また、共創においては、社会課題を解決する付加価値の高いビジネスアイデアを創出する環境をつくることが重要である。 本セミナーでは、NTTコミュニケーションズにおける共創活動でのコミュニティ、権利帰属の方針、特許出願プロセス、知財戦略等を紹介し共創事業に貢献する知財活動を紹介する。

【講演項目】
1.事業構造の転換

2.NTTグループの事業戦略

3.NTTコミュニケーションズの共創事業の例

4.共創のマインド

5.競争と共創の知財戦略

6.共創コミュニティの運営

7.共創コミュニティにおける知財活動

8.共創コミュニティでのワークショップ

9.ワークショップでのビジネスアイディエーション

10.自社保有アセットの特定

11.共創パートナーの選定

12.共創における契約条件

13.大手企業との共創

14.スタートアップや中小企業との共創

15.共創の成果物の知財帰属

16.共創のアイデアの特許出願

【質疑応答】


<12:15〜13:45

【第2部】ダイセルの価値共創と知財活動の現在

(株)ダイセル 知的財産センター 知的財産ソリューショングループ 今井 清太氏

【講演趣旨】
当社は1919年のセルロイド製造会社8社が合併したことにより発足した。この合併は、セルロイドの原料となる樟脳、すなわち森林資源の保全が無視できない課題であったことが大きい。この時から「人々を幸せにする」「価値」を「共創」するという基本理念が当社の中で根付き、価値共創を実現する各種活動(現在の企業間連携、大学連携)に受け継がれている。価値共創による事業、人々を幸せにする価値の創出に向けて、これら活動を加速させるべく日々の知財活動を展開している。これを強力に推し進めるため、事業部/研究開発/知財の三位一体活動を軸としている。さらに知財活動を進化させる知財情報活用にも取り組んでいる。これらダイセルにおける知財活動の現在を紹介するとともに、課題について受講者各位と共有させていただきたい。

【講演項目】
1. ダイセルの歩みと価値共創
  1.1 今のダイセルについて

  1.2 8社合併の歴史
  1.3 価値共創〜連携〜

2.ダイセルの知財活動
  2.1 「三位一体」の活動
  2.2 知財情報活用(いわゆるIPランドスケープ)

3.知財部門から見た今後の課題

【質疑応答】


<14:00〜15:30>


【第3部】ブリヂストン知財経営: 共創の知財戦略と新規事業の創出

(株)ブリヂストン 知的財産部門 部門長 荒木 充氏

【講演趣旨】
 事業現場で痛感するが、すべての事業価値・社会価値は知財・無形資産を源泉に形成される一方、先端の技術やアイデアだけでイノベーションになる訳ではない。また、これら知財・無形資産の存在や作用メカニズムは見えにくいが故に、新規事業立ち上げや共創イノベーションへの投資を難しくしている現実に直面する。これに対し企業の知財機能は、社内全体を見たIPLを活用するアプローチによって共創イノベーションをプロモートできるポテンシャルがある。自社の真の強みを把握し、価値変換メカニズムを可視化した仮説を立て、そこから共創・新規事業への投資の確からしさを高めていく。こうした考え方と具体的な取組み例についてご紹介する。

【講演項目】
1.「攻めの知財」への変革
  1.1 日本産業化の弱み・強み
  1.2 知財の創出持続性と知財の可視化活用
  1.3 「見る」「解く」「創る」の知財経営

2.「見る(1)」 知財可視化によるマネジメント変革
  2.1 ブリヂストンの知財戦略コンセプト
  2.2 バリューチェーン全域がスコープ
  2.3 ブリヂストン知財ミックスコンセプト

3.「見る(2)」 IPLの考え方と実例
  3.1 基本型になる考え方
  3.2 事業貢献での実例
  3.3 今後のIPL発展型

4.「解く」 知財を価値に変換するマネジメント
  4.1 
価値変換をプロモートする考え方
  4.2 事業現場での実例
  4.3 価値変換メカニズム仮説

5.「創る」 共創イノベーションをプロモートする
  5.1 オープンイノベーションでの知財構造
  5.2 現場からの学び・気づき

6.付録:文献に見るイノベーション
  6.1 創発的学習の歴史的実例
  6.2 市場/顧客を洞察するアプローチ

【質疑応答】


<15:45〜17:15>


【第4部】KDDIにおける新規事業創出に向けた共創の知財戦略

KDDI(株) 知的財産部 知財戦略G グループリーダー 辻 恭平氏

【講演趣旨】
KDDIは、5G通信、Data Driven、生成AIを中心に、DX(Digital Transformation)、金融、エネルギー事業を付加価値サービスと位置付けて事業成長を牽引し、さらに将来の事業成長を見据えてweb3/メタバース、ヘルスケア、モビリティ、スポーツ/エンタメ、宇宙事業にも注力している。事業領域が多岐に亘ることから、自社単独での企画開発のみならず、グループ各社や出資先スタートアップ等とのオープンイノベーションによる事業共創に積極的に取り組んでいる。本講演では、当社事業戦略に即したオープンイノベーションの実践、事業共創のベースとなるオープン・クローズ戦略や強み/弱み分析、共創事業を通した当社特許取得方針について紹介する。

【講演項目】
1.サテライトグロース戦略

2.オープンイノベーション

3.オープン・クローズ戦略
  3.1オープン領域
  3.2クローズ領域

4.共創事業の取り組み
  4.1 開発・知財リソースと強み・弱みの分析
  4.2パートナリングにおける特許取得方針

【質疑応答】


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