【講座趣旨】
近年、金属粒子を分散した導電性インクの中で、銅ナノインクが、コスト面、性能面からも注目されている。銅ナノ粒子は、室温大気下で容易に酸化することから、非常に活性で取り扱いが難しく、焼成方法を工夫する必要がある。本講演では銅ナノ粒子に焦点を当てて、各印刷法に適用したインクについて具体的な検討事例を含めて、その特長を解説する。
1.プリンテッド・エレクトロニクス (PE)
1.1 従来法と印刷法の特長
1.2 PEの実用例
1.3 導電性インクの特長と課題
2.銅ナノインクの焼成
2.1 ナノ粒子の焼結を理解する
2.2 銅ナノインクの焼成
2.3 光焼成について
3.PEにおける印刷方法
3.1 各種印刷法と印刷例
3.2 銅ナノインクを用いたRFタグ製造プロセスの検討
4.銅ナノインクとめっきを利用した回路形成
4.1 めっきシード層としての銅ナノインクの利用
4.2 試験結果
5.スクリーン印刷
5.1 スクリーン印刷の特長
5.2 スクリーン印刷用ペーストの特長
5.3 ギ酸雰囲気焼成による導体化と皮膜物性
6.銅接合材料
6.1 加圧型銅接合材
6.2 接合材の特長と接合試験
【質疑応答】
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