【講座の趣旨】
CO2排出量削減や資源循環を目的として、各社様々な環境対応製品の開発に取り組んでいる。粘着製品の環境対応には様々なアプローチがあり、バイオマス由来原料の活用と合わせて、無溶剤化、紙化(脱プラスチックス化)、薄膜化、リサイクル材料の活用など様々な手法を組み合わせて高機能化を図ることが重要である。本講座では、各種粘着剤へのバイオマス原料の導入手法や各種注意点、機械学習(ベイズ最適化)を活用した開発効率化、および環境対応粘着ラベル製品事例について説明する。
1.はじめに
1.1 粘着ラベルの基本構造とCO2排出量削減に向けた取り組み
2.バイオマス度とマスバランス方式について
3.溶剤型アクリル系バイオマス粘着剤
3.1 バイオマスアクリルモノマー
3.2 バイオマスタッキファイヤー
4.エマルション型アクリル系バイオマス粘着剤
4.1 乳化重合法について
4.2 タッキファイヤーエマルション添加法
4.3 タッキファイヤー内添法
5.ホットメルト型ゴム系バイオマス粘着剤
5.1 ホットメルト型ゴム系粘着剤の基本配合
5.2 ホットメルト型ゴム系粘着剤の粘着物性に及ぼすタッキファイヤー種の影響
6. 機械学習(ベイズ最適化)活用
6.1 ベイズ最適化とは
6.2 ベイズ最適化による配合最適化
7.バイオマス粘着剤を用いた環境対応粘着ラベル紹介
【質疑応答】
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