高分子 劣化 セミナー
        
樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
 
<セミナー No.502423>
【Live配信のみ】 アーカイブ配信はありません

★ 劣化度評価、耐久性試験の結果からプラスチックの寿命を予測する方法を徹底解説!

プラスチック材料・製品
耐久性向上、劣化度評価、寿命予測


■ 講師

京都工芸繊維大学 工芸科学研究科 非常勤講師・SHテクノリサーチ 代表 工学博士 細田 覚 氏

■ 開催要領
日 時

2025年2月12日(水) 10:30〜16:30

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき55,000円(消費税込み・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込み)〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。
         詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

※定員になり次第、お申込みは締切となります。

■ プログラム

【講座概要】
日本の高分子製品は出発物質をほとんど石油に由来しており、製品を長持ちさせることは化石資源の有効利用の観点から、また製品の軽薄短小化、および高耐久化はリデュース、リユースなどの観点から極めて重要です。
 本セミナーでは高分子の劣化のメカニズムを知り、評価・診断に繋げることと、各種の劣化評価法について解説します。高性能パイプなどの高耐久化に大きな働きを持つとされる結晶性高分子のタイ分子を取り上げ、その評価方法とともにタイ分子を増やす分子設計について説明します。
 一方、高分子製品の劣化度や寿命を適切に、なるべく短期間で判定することが求められています。高分子材料の酸化劣化、光劣化などのメカニズムについて説明するとともに、現在用いられている各種の劣化に関する試験法・評価法の概要を解説します。その中でも高分子のごく初期の劣化度を評価できるとして注目されているケミルミネッセンス法について応用事例を含めて詳細に説明します。

受講後、習得できること】
・高分子材料・製品の耐久性向上に対する基本的な考え方
・各種劣化の科学 
・劣化因子と劣化度評価法 
・高分子の結晶構造とタイ分子 
・タイ分子の評価と機械的耐久性との関係
・ケミルミネッセンス法の基礎から応用まで


【受講対象】
企業における研究所、工場技術部門の製品開発・技術開発担当者、品質保証部門担当者、 本社・技術開発企画担当者、等

【プログラム】
1.高分子製品の長持ち化に向けた基本的な考え方
 1.1 炭素資源を有効につかうために(リサイクル技術、軽薄短小化、等)
 1.2 プラスチックごみ問題、海洋プラ問題
 1.3 炭素循環社会に向けた取り組み、CO2の有効利用

2.高分子の劣化要因とその科学
 2.1 高分子のライフステージの科学
 2.2 高分子の劣化要因とその作用
 2.3 高分子の耐久試験
 2.4 高分子の劣化度評価法と寿命予測

3.高分子の長持ち化の取り組み
 3.1 機械的高強度化と分子構造
 3.2 耐久性と固体構造、結晶構造およびタイ分子の役割 
 3.3 タイ分子の概念とその定量法
 3.4 高耐久性材料の分子設計と製造法

4.ケミルミネッセンスによる高分子の劣化度評価
 4.1 ケミルミネッセンスの原理
 4.2 高分子材料のケミルミネッセンス
 4.3 熱酸化劣化とケミルミネッセンス
 4.4 光酸化劣化とケミルミネッセンス
 4.5 機械的劣化とケミルミネッセンス
 4.6 電気的劣化とケミルミネッセンス
 4.7 ケミルミネッセンスによる寿命予測


【質疑応答】

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