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【10:30-12:00】
1.印刷型調光デバイスの社会実装研究とデータ駆動型開発への取り組み
(国研)産業技術総合研究所 研究員 田口 諒 氏 |
【講座趣旨】
近年,エネルギー効率の向上や快適な室内環境の実現に向けて,車載応用を含むスマートウィンドウの重要性が高まっている。本講演では,調光材料の特色と当グループで研究開発を行っている塗工技術で作製可能な印刷型調光デバイスの概要と社会実装への取り組みについて紹介する。加えて,我々の最近の研究事例として,機械学習を活用した研究開発についても併せて紹介する。
1.様々な調光材料と各種調光デバイスの特徴
2.所属グループで研究を行っている調光デバイスの概要と社会実装研究
2.1 調光インクによる印刷型調光デバイスの開発
2.2 調光デバイスの性能評価
2.3 調光デバイスの社会実装への取り組み
3.機械学習を活用した調光デバイスの開発検討
3.1. 機械学習(AI)について
3.2. 機械学習を活用した調光インクの組成最適化
4.まとめと今後の方向性
【質疑応答】 |
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【12:50-14:20】
2.メタロ超分子ポリマーのエレクトロクロミック特性と調光ガラスの開発
(国研)物質・材料研究機構 機能性材料研究拠点 電子機能高分子グループ グループリーダー 博士(工学) 樋口
昌芳 氏 |
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【習得できる知識】
・調光ガラスの概要と開発動向
・エレクトロクロミック材料の概要
・エレクトロクロミック調光デバイスの概要
・メタロ超分子ポリマーのエレクトロクロミック特性と開発状況
・メタロ超分子ポリマーを用いたエレクトロクロミック調光デバイスの開発状況
【講座趣旨】
近年、調光ガラスが世界的に注目されている。本講座では、エレクトロクロミック調光デバイスについて紹介する。特に、塗布により製膜できる新しいエレクトロクロミック材料である「メタロ超分子ポリマー」に焦点をあて、材料特性、及びそれを用いたエレクトロクロミック調光デバイスの特性について最新の開発状況を紹介する。
1.エレクトロクロミック調光デバイスの紹介
2.メタロ超分子ポリマー
2.1 エレクトロクロミック特性
2.2 他のエレクトロクロミック材料との比較
2.3 マルチカラー化
2.4 黒色表示
2.5 近赤外エレクトロクロミズム
3.メタロ超分子ポリマーを用いたエレクトロクロミック調光デバイス
3.1 デバイス作製方法
3.2 グラデーション調光
3.3 フレキシブル化
3.4 低電圧駆動化
3.5 メモリ性
3.6 蓄電性能
4.実用化に向けた取り組み
【質疑応答】
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【14:30-16:00】
3.自動車ウィンドウに求められる特性と進む高機能化
セントラル硝子(株) 基盤化学研究所 理事 高松 敦 氏 |
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【習得できる知識】
・ガラスの基礎
・フロート法
・自動車用安全ガラス(と求められる特性)
・HUD用ガラス
・撥水ガラス
・遮熱ガラス
・UVカットガラス
・調光ガラス
・自動車用窓ガラスのトレンド
【講座趣旨】
自動車用の窓ガラスは少しずつではあるが、時代の要求とともに変化し進歩している。ガラスは透明で目につきにくいが故に注目されることが少ないが、本発表では自動車用窓ガラスの組成、製造方法、必要とされる特性といった基礎的情報から、HUD用ガラス、撥水ガラス、遮熱ガラス、UVカットガラス、軽量化動向といった各種の高機能ガラスの種類と特性を解説する。また、調光ガラスについて、自動車用として必要とされるであろう特性を交えて解説する。
1.ガラスの基礎
1.1 基本組成
1.2 板ガラスの製造方法
2.自動車用窓ガラス(安全ガラス)
2.1 合わせガラスと強化ガラス
2.2 製造方法
2.3 色と軽量化の変遷
3.自動車用窓ガラスに求められる特性
4.自動車用窓ガラスの高機能化と動向
5.自動車用調光ガラス
6.その他の高機能化
6.1 HUD対応ガラス
6.2 遮熱ガラス
6.3 撥水(滑水)ガラス
6.4 遮音ガラス
6.5 紫外線遮蔽ガラス
7.まとめ
【質疑応答】
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