ブリードアウト 添加剤 セミナー
        
ポリウレタンの 材料設計、環境負荷低減と応用事例
高分子材料の劣化・変色対策
 

<セミナー No 505223>

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★ ブリードアウトのしやすさに影響する樹脂や添加剤とは?
    添加剤の挙動から、ブリード対策まで、事例とともに解説します!

ブリードアウト
発生メカニズムと制御、測定法


■ 講師

群馬大学 大学院 理工学府 環境創生部門 工学博士 黒田 真一 氏


【ご専門】 高分子材料化学、 表面化学、プラズマ化学
【ご活躍】
  ・マテリアルライフ学会 会長(2015年〜)
  ・高分子学会 グリーンケミストリー研究会 運営委員(2010年〜)
  ・ISO/TC61/ WG4 国内委員(2018年〜)、SC6 国内代表委員(2015年〜)、SC14/WG4 国内委員(2019年〜)
  ・日本学術振興会 染色堅ろう度 第134委員会 研究委員(2017年9月〜)

■ 開催要領
日 時

2025年5月19日(月) 11:00〜16:30 

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料 1名につき 55 ,000円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49
,500円〕

〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕
   

■ プログラム

【習得できる知識】
 ・ブリードアウト発生メカニズムの理解
 ・高分子材料の代表的添加剤に関する知識
 ・ブリードアウトの分析方法
 ・樹脂・ゴム材料の成型後の外観不良原因の見分け方
 ・ブリード・ブルーム現象の発生原因の解析の方法


【講座趣旨】
  高分子材料には、成形加工時や使用中の劣化を防ぐために安定剤が配合されている。その他、成形性の改善や機能性の付与のためにも様々な物質を添加している。ブリードアウトとは、これらの各種添加剤が経時により凝集固化して材料表面に析出して粉化する現象である。本講では、ブリードアウト現象を理解するために必要となる物理化学的事項と高分子材料の構造的特徴を解説する。また高分子用添加剤の概要をまとめるとともに、ブリードアウトの代表的分析手法を解説する。


1.ブリードとは

2.高分子の種類及び用途

3.高分子の分子構造およびモルフォロジー
 3.1 高分子の分子構造
 3.2 高分子のモルフォロジー

4.高分子用添加剤
 4.1 添加剤の種類と改良目的
 4.2 高分子の劣化機構
 4.3 酸化防止剤
 4.4 光安定剤
 4.5 添加剤による着色、変色機構
 4.6 添加剤のブリード事例

5.ブリードアウトの理論
 5.1 古典的理論とその問題点
 5.2 ブリードアウトの熱力学
  1)溶解性パラメータ
  2)界面自由エネルギー

 5.3 ブリードアウトの速度論
  1)拡散方程式
  2)拡散モデルによるブリード挙動解析
  3)高分子のモルフォロジーを考慮した拡散モデル

6.ブリードアウトの測定法
 6.1 簡便な確認法
 6.2 分析方法の種類と指針
 6.3 直接分析
  1)表面分析法の種類と原理
  2)表面解析の事例
 6.4 ブリード物の分離による分析
  1)溶媒洗浄法
  2)機械的分離
  3)各種分析法との組み合わせ
 6.4 ブリード物の分布
  1)面分析
  2)深さ方向分析

7.ブリードアウト対策
 7.1 ブリードアウト対策の考え方
 7.2 添加剤の量・溶解性の調整
 7.3 第三成分の添加
 7.3 樹脂成形法による制御
 7.4 ブリードアウト物質の凝集構造制御
 7.5 ブリード速度の制御



【質疑応答】

 

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