【本講座で学べること】
1.モータ向け鉄基軟磁性材料の開発手法
2.溶湯急冷技術
3.溶湯急冷合金薄帯の打抜き・積層技術
4.低鉄損軟磁性材料を用いたPMモータの性能
5.磁性材料市場を取り巻く中国の現状
6.モータリサイクル
【講座概要】
鉄基アモルファス合金は、既存モータコア材である電磁鋼板に対して鉄損が1/10以下であるため、モータ効率の向上が期待されるが、急冷合金薄帯の製造においては種々の操炉パラメータの最適化が必須である。本講座では、高Bs・低鉄損を有する軟磁性材料「HLMET」の開発を含めた鉄基アモルファス合金の量産技術、並びに引張強度2,000MPa、硬度900HV、伸び1%という鉄基アモルファスの機械的特性から、プレス打抜き加工すると、パンチ破損や打抜き材が割れてしまうなどの技術課題について積層コアの試作例を挙げ対策手法を紹介する。
加えて、鉄基アモルファスコアの適用による重希土類フリー磁石の活用が拡大およびモータのフルリサイクル等の副次的な効果、並びに今後のモータ市場における対中国戦略も絡めて解説する。
1.ネクストコアテクノロジーズ株式会社
2.PMモータを取り巻く現状
3.PMモータの高効率化
4.重希土類フリー磁石の活用(対中国安全保障の観点から...)
5.モータ向け鉄基アモルファス合金の開発
6.鉄基アモルファスの高Bs化
7.高Bs・低鉄損軟磁性材料の開発
8.高Bs・低鉄損軟磁性材料「HLMET」の諸特性
9.アモルファス積層コアの生産技術
10.アモルファスおよびHLMETの用途展開
11.中国におけるモータ向けアモルファス積層コアの現状
12.モータリサイクル
13.まとめ
【質疑応答】
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