難燃 リサイクル セミナー
        
ポリウレタンの 材料設計、環境負荷低減と応用事例
プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
 

<セミナー No 506223>

【Live配信のみ】 アーカイブ配信はありません

★ 環境に優しく、リサイクル性を持った難燃剤の特徴、処方から 難燃性プラスチックのリサイクルの技術動向まで徹底解説!

高分子難燃化とリサイクル

■ 講師

1. (一社)難燃材料研究会 理事(副会長) 博士(工学) 位地 正年 氏
2. (株)ADEKA 樹脂添加剤開発研究所 改質剤開発室 主任 阪野 圭亮 氏
3. 高六商事(株) 和田 拓也 氏

4.

シャープ(株) Smart Appliances & Solutions事業本部  要素技術開発部 福嶋 容子 氏
■ 開催要領
日 時 2025年619日(木)   10:00~17:00
会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料 1名につき 60,500円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55
,000円

〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕
■ プログラム

【10:00-11:30】

1.プラスチックの難燃化技術とリサイクル
              
(一社)難燃材料研究会 理事(副会長) 博士(工学) 位地 正年 氏
【習得できる知識】
・プラスチックスの燃焼・難燃化のメカニズム
・主要な難燃剤の種類と構造
・主要なプラスチックでの難燃剤の利用方法
・実際の開発事例による実用開発のノウハウ
・サーキュラーエコノミーに対応する難燃性プラスチックのリサイクルの技術動向

【講座趣旨】
  火災防止のためプラスチックの難燃化は一層重要となっているので、難燃剤の基礎から実際の処方とともに、サーキュラーエコノミーに対応する難燃性プラスチックのリサイクルの最新動向の知識の習得を目指す


1.難燃化技術の基礎
 1.1 難燃化メカニズム(プラスチックの燃焼現象,難燃化要因)
 1.2 難燃剤の種類・難燃機構(臭素系,リン系,金属水酸化物,シリコーン系,その他)
 1.3 代表的プラスチックの難燃処方 (ポリオレフィン, ポリスチレン,ポリカーボネート,エポキシ樹脂他) 

2.難燃規格と評価方法
  対象:電子機器、自動車(内・外装材,バッテリー)、建材

3.規制動向
  国内や欧米での難燃剤(ハロゲン,アンチモン,リン)の規制動向

4. 製品別プラスチックの難燃化
 電子製品(外装材,実装材),自動車(バッテリーケース),建材
 4.1 シリコーン添加ポリカーボネートの 開発と電子機器外装材への適用
 4.2 自己消火性エポキシ樹脂複合材の開発と 電子部品への適用
 4.3 難燃性バイオプラスチック(ポリ乳酸系,セルロース系)

5.開発・実用化の事例

6.サーキュラーエコノミーに対応する 難燃性プラスチックのリサイクルの技術動向
 6.1 マテリアルリサイクル
   (代表的なリサイクルフロー、選別・分離技術、  再利用のための劣化判断・物性回復技術の開発動向)
 6.2 ケミカルリサイクル
   (ハロゲン系および非ハロゲン系難燃剤使用材から  有価物回収、難燃剤の処理)

7.まとめと今後の技術動向・展望

【質疑応答】

【12:10-13:40】

2.ノンハロゲン系難燃剤の特長~高難燃性、リサイクル性~

(株)ADEKA 樹脂添加剤開発研究所 改質剤開発室 主任 阪野 圭亮 氏

 

【習得できる知識】
各種難燃剤の作用機構と特徴
・イントメッセント系難燃剤、その他難燃剤の特長と用途
・近年の難燃剤の技術動向

【講座趣旨】
 
ポリオレフィン用途として一般に用いられている難燃剤の特徴を述べる。中でもイントメッセント系難燃剤にフォーカスして各種難燃規格に準拠した試験結果をもとにその特?を述べる。近年の難燃材料の技術動向についても紹介する。

1.難燃剤の種類と難燃メカニズム
 
1.1 難燃剤とは?
 
1.2 各種難燃剤の難燃メカニズム
 
1.3 イントメッセント系難燃剤について

2.イントメッセント系難燃剤FP-2000 シリーズの用途展開
 
2.1 燃焼時の発煙量と煙毒性
 
2.2 イントメッセント系難燃剤の基本性能
 
2.3 用途別の難燃剤・添加剤処方(耐熱・耐候)
 
2.4 近年の技術動向(高難燃・リサイクル性)

3.フィルム向け難燃剤について
 
3.1 アデカスタブFP-T80 の紹介
 
3.2 フィルム向け難燃性試験評価

4.エンプラ向け難燃剤FP-900L について
 
4.1 アデカスタブFP-900L の紹介
 
4.2 難燃性・物性の評価
 
4.3 リサイクル性の確認

【質疑応答】


【13:50-15:20】

3.家電由来の再生プラスチックを用いた 難燃性コンパウンド材料の開発

高六商事(株) 和田 拓也 氏

 

1.家電向けリサイクル樹脂を用いた難燃化ポリプロピレン・ポリスチレンの開発・製造

2.自動車向けリサイクル樹脂を用いた高剛性材料の開発
 2.1「バージンPP+GF30%」代替材としてリサイクル樹脂を使用した開発
 2.2「バージンPP+タルク20%」代替材としてリサイクル樹脂を使用した開発

3.自動車向けタルク入りリサイクル樹脂での高剛性化・高耐熱化材の開発

4.高流動で高衝撃化した再生ブロックPPの開発

5.リサイクルアクリル樹脂(PMMA)を活用した 高衝撃化への取り組み

6.リサイクル樹脂を用いた 屋外大型建材向けコンパウンド材の製造

7.押出加工時のベントアップ対策コンパウンド

8.今後の当社の取り組み


【質疑応答】


【15:30-17:00】

4.難燃プラスチックのリサイクル技術と市場展開 

シャープ(株) Smart Appliances & Solutions事業本部  要素技術開発部 福嶋 容子 氏

 

1.廃プラスチックマテリアルリサイクル
 1.1 資源循環型マテリアルリサイクル
 1.2 プラスチックの劣化と安定化
 1.3 自己循環型マテリアルリサイクルの課題

2.廃プラスチック回収廃材の諸特性

3.難燃性改善検討処方


【質疑応答】


 

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