【本講座で学べること】
・ウレタン配合技術の基礎
・材料評価
【講座概要】
近年、電子機器の高性能化、小型化による高密度実装化が進み、多くの部品やユニットにおいて熱対策が重要な課題となっている。熱対策には、熱伝導、対流、熱放射の手段がある。TIM(Thermal
Interface Material)には、電子部品から発生する熱の排熱のために、高熱伝導化が求められている。熱伝導材料は、信頼性や界面熱抵抗の観点から、シリコーン系が主流となっている。しかし、シリコーン系にもいくつかの課題があるため、ウレタン系TIMの選択肢を示すとともに、配合技術の基礎について解説する。
1.放熱材料の種類と市場及び用途
1.1 伝熱メカニズムと種類
1.2 市場と用途
2.ウレタン系TIMの材料構成と構造
2.1 ポリオール
2.2 鎖延長剤
2.3 イソシアネート
2.4 触媒
2.5 添加剤
2.6 熱伝導フィラー
2.7 構造
3.ウレタン系TIMの特長と評価
3.1 特長
3.2 熱抵抗と熱伝導率
3.3 振動吸収性
4.ウレタン系TIMの課題
4.1 耐久性/信頼性
4.2 量産設備への適合性
5.ウレタン系TIMの性能
5.1 プロトタイプ品の性質
5.2 耐久性
5.3 ブリードアウト
6.更なる高熱伝導化
6.1 フィラーの最密充填
6.2 特性
7.まとめ
【質疑応答】
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