【講演概要】
地球温暖化への取り組みが社会的要請としてすべての産業界に求められている。とりわけ自動車産業界においては、全世界で年間生産台数が約9,000万台の規模となっており、使用段階に加え、生産段階における環境負荷の低減も求められている。とりわけ自動車の塗装工程におけるCO2排出量は自動車の全生産工程から排出されるCO2排出量の約3割を占めていることから最優先課題として様々な対策が講じられてきた。しかしながら現状の生産システムの部分改善では限界に来ている模様であり、抜本的な工法が求められる状況となっている。本講演では自動車の外装加飾の一手法として布施真空株式会社が世界に先駆け開発したNeo-TOM工法とその活用について紹介する。
【受講対象】
プロダクトデザイナー 設計技術者 環境保護推進者。
【受講後、習得できること】
塗装に替わる加飾工法の概要 Neo-TOMフィルム加飾技術。
1.はじめに
1.1 自動車と環境問題
1.2 自動車における環境影響評価
1.3 カーボンフットプリント
2.加飾技術
2.1 加飾技術のあらまし
2.2 自動車における加飾のトレンド
2.3 ウェット加飾からドライ加飾(フィルム加飾)へ
3.Neo-TOM工法
3.1 Neo TOMの原理
3.2 プロセス
3.3 自動車外装加飾への応用
4.加飾フィルム
4.1 加飾フィルムの構成
4.2 被覆の形態
4.3 TOM用フィルム
5.TOMマシンの最新技術
5.1 TOMマシンのラインアップ
5.2 最新機能の紹介
5.3 TOM成形の支援技術
6.おわりに
【質疑応答】 |