木質バイオマス セミナー
        
バイオマス材料の開発と応用
マイクロ波の工業応用 事例集
 

<セミナー No.508234>

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★ 求められる環境性、経済性の高いバイオマス変換プロセスとは?

木質バイオマスの溶解、分解技術
-イオン液体/超臨界流体/ゼオライト触媒-


■ 講 師

1.

京都府立大学 生命環境科学研究科 環境科学専攻 博士(エネルギー科学) 教授 宮藤 久士 氏
2. 京都大学 大学院エネルギー科学研究科 准教授 博士(エネルギー科学) 南 英治 氏
3. (国研)産業技術総合研究所 機能化学研究部門 主任研究員 博士(工学) 花岡 寿明 氏
■ 開催要領
日 時

2025年8月27日(水) 10:30〜1615

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき60,500円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

※定員になり次第、お申込みは締切となります。

■ プログラム

【10:30-12:00】

1.イオン液体の木質バイオマスの化学変換への活用

●講師 京都府立大学 生命環境科学研究科 環境科学専攻 博士(エネルギー科学) 教授 宮藤 久士 氏

 

1.イオン液体の特徴
 1.1 溶解力
 1.2 反応溶媒

2.木質バイオマスの構成
 2.1 セルロース
 2.2 ヘミセルロース
 2.3 リグニン

3.木質バイオマスの化学変換
 3.1 セルロースの変換
 3.2 ヘミセルロースの変換
 3.3 リグニンの変換

4.変換プロセスの確立

5.応用展開
 5.1 バイオ燃料
 5.2 バイオ材料

【質疑応答】


【13:00-14:30】

2.超臨界流体による木質バイオマスの分解・分離プロセスとその応用展開

●講師 京都大学 大学院エネルギー科学研究科 准教授 博士(エネルギー科学) 南 英治 氏

 

【習得できる知識】
・木質バイオマスの構造的特徴と特性
・超臨界流体の反応場としての特徴と木質バイオマスの分解機構
・超臨界流体プロセスの応用例と原理

【講座の趣旨】
本講座では、木質バイオマスの有効利用に向けた研究の一環として、超臨界流体を用いた分解・分離技術を解説する。とくに、超(亜)臨界水および超臨界メタノールを用いた反応プロセスに焦点を当て、反応場としての特徴、細胞壁構成成分の分解挙動、および応用例を紹介し、今後の展望と技術的課題を考察する。

1.木質バイオマス
 1.1 物理的・化学的構造
 1.2 木質バイオマスの多様性
 1.3 木質バイオマス資源の持続可能性と供給ポテンシャル
 
2.超臨界流体プロセス
 2.1 超臨界流体の基礎と特性
 2.2 超臨界反応装置の形式と設計例

3.木質バイオマスの分解および成分分離
 3.1 超臨界水
 3.2 超臨界メタノールおよび水添加系

4.応用例
 4.1 芳香族化合物の選択的生産
 4.2 酵素糖化前処理
 4.3 水熱ガス化および炭化

5.おわりに−今後の課題と展望

【質疑応答】


【14:45-16:15】

3.ゼオライト触媒を用いたバイオブタジエン合成プロセスの開発

●講師 (国研)産業技術総合研究所 機能化学研究部門 主任研究員 博士(工学) 花岡 寿明 氏

 

【習得できる知識】
・プロセスシミュレーションによる有望なプロセスと開発すべき単位操作の選定
・重回帰分析を利用した触媒性能向上に向けた方針決定

【講座の趣旨】
サーキュラーエコノミーの確立、脱炭素の観点から、経済性、環境性の高いバイオベース製品製造プロセスの社会実装が求められている。今回、木質系バイオマスからの1,3-ブタジエン(バイオブタジエン)製造プロセスに着目した。プロセスシミュレーションを通して、経済性の観点から有望な製造プロセスを選択し、技術的課題としてジメチルエーテルからn-ブテン合成触媒の高性能化が挙げられた。重回帰分析によりゼオライト触媒の性能を向上させた事例について解説する。

1.背景

2.プロセスシミュレーション
 2.1 有望なプロセスの選択
 2.2 開発すべき単位操作の選択
 2.3 目標値の設定

3.ゼオライト触媒の高性能化
 3.1 スクリーニング
 3.2 重回帰分析を通した高性能化

4.社会実装に向けての課題

【質疑応答】

 

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