ポリイミド セミナー
        
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<セミナー No 508282>

【 アーカイブ配信】 (2025年8月7日(木) Live配信の録画配信です)

★ 目的とする透明性、低応力、低誘電性、感光性などへ向けた配合設計を解説!
★ 異種材料との接着! 適切な表面処理、接着剤の選び方のヒントが得られる!

電子材料・回路基板用ポリイミドの分子設計と市場動向

■ 講師
(同)ニスティ 代表社員 田原 修二 氏

【専門】 ポリマー合成、フォーミュレーション、フィルム加工、接着
■ 開催要領
日 時

【アーカイブ(録画)配信】 2025年8月19日まで受付(視聴期間:8月19日〜8月28日まで)
※2025年8月7日(木) 12:30〜16:30の録画配信です

会 場 Zoomを利用したLive配信 または アーカイブ配信 ※会場での講義は行いません
セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき 49,500円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき44
,000円〕

〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【講座の趣旨】
ポリイミドは、その電気特性や耐熱性、機械強度、耐薬品性、寸法安定性等々、多くの優れた特性を有しており、フレキシブルプリント配線の基板材料やその周辺材料として、さらには半導体素子の絶縁保護膜等、広く応用展開されている。
本セミナーでは、電子材料の開発に携わる、または携わろうとしている方に、ポリイミドの特長や種類などの基礎から、その特性発現のメカニズムを説明。次に、構造を制御することによる新たな特性を有するポリマー合成及びそのフィルム化例とともに、その用途開発例を紹介する。 
ポリイミドは、開発当初はその加工の難しさ故に、なかなか用途展開が難しい材料であったが、今日では本セミナーで説明する方法等を駆使し、更なる市場の伸びが期待されている。その点も踏まえ、聴講して戴きたい。

【習得できる知識】
・ポリイミドとは
・ポリイミドの特性発現の原理
・変性ポリイミドの合成/フィルム化
・特殊ポリイミドの設計例 -感光性ウエハ表面保護膜-
・異種材料との接着剤設計例 -ダイアタッチフィルム-
・今後のポリイミドの展開

1.ポリイミドって何?
 1.1 基本構造と物性
  1.1.1 熱硬化性ポリイミド
  1.1.2 熱可塑性ポリイミド
  1.1.3 可溶性ポリイミド
  1.1.4 その他ポリイミド(透明性、低誘電性他)
 1.2 合成
  1.2.1 熱イミド化
   1.2.1.1 テトラカルボン酸二無水物とジアミン(典型例)
   1.2.1.1 テトラカルボン酸二無水物とジイソシアネート
  1.2.2 化学イミド化
 1.3 特徴
  1.3.1 耐熱性
  1.3.2 熱伝導性
  1.3.3 電気特性
  1.3.4 難燃性
  1.3.5 その他(寸法安定性、耐薬品性、耐放射線性)
 1.4 用途
  1.4.1 航空宇宙産業分野
  1.4.2 産業用機器分野
  1.4.3 電子機器分野

2.分子設計、複合化などの基礎
 2.1 機能とモノマー選定
  2.1.1 可溶性
  2.1.2 透明性
  2.1.3 感光性
  2.1.4 低応力
 2.2 機能と重合方法とその合成例
  2.2.1 イミド共重合ポリアミド酸
  2.2.2 イミド変性樹脂
 2.3 機能とフォーミュレーション
  2.3.1 有機モノマー系
  2.3.2 フィラー系
  2.3.3 その他

3.フィルム化
 3.1 一般的ポリイミドフィルム
 3.2 低温仕様ポリイミドフィルム

4.異種材料との接着剤設計例 -ダイアタッチフィルム-
 4.1 接着性の発現
  4.1.1 接着力発現の要素
  4.1.2 ポリイミドの接着
 4.2 プロセス適応性

5.FCCL用モディファイドポリイミドへの展開・技術開発動向、市場の将来展望

【質疑応答】

ポリイミド 分子 設計 接着 半導体 アーカイブ セミナー