【講演概要】
大気圧プラズマによる表面処理技術の産業応用には、長年にわたる技術開発と多分野での適用実績が不可欠です。
本セミナーでは、Openair-PlasmaR技術の基礎原理と特長に加え、自動車、電子部品、樹脂成形品など、さまざまな分野における導入事例とその応用展開について解説します。
また、半導体分野において活用が広がりつつある、大気圧プラズマによる金属酸化膜の除去技術として、還元プロセスの応用事例をご紹介します。
表面洗浄技術に関しては、従来の大気圧プラズマ処理に加え、水や水相当の液体のみを用いて低温かつ高い洗浄効果を実現するHydroPlasmaプロセスを取り上げ、その効果や処理特性について詳説します。
さらに、PlasmaPlusR技術によるプラズマ重合ナノコーティングでは、防湿・防錆・密着性向上などの機能性をインライン処理で付与可能である点に着目し、電子機器や車載用途への具体的な導入実績とともに、技術的有効性を詳しくご紹介します。
【受講対象】
接着・密着に課題を抱えている方。または新たな製造プロセスにおいて、環境負荷低減やVOCフリーを実現しつつ、接着・接合の品質維持または向上を検討されている方。加えて、既存プロセスの改善や最適化を模索されている方。
受講後に習得できること:大気圧プラズマ技術の基礎知識に加え、プラズマ処理の装置化および生産プロセスへの適用事例について理解を深めていただけます。また、各処理技術の適用目的や効果についても具体的に習得いただけます。
1.プラズマとは何か ? 基礎原理と種類
2.大気圧プラズマ表面処理技術の概要とOpenair-PlasmaRの特長
3.Openair-PlasmaRによる表面洗浄・活性化のメカニズムと効果
4.産業別に見るOpenair-PlasmaRの導入事例
4.1 自動車産業
4.2 電子・電気部品
4.3 樹脂・複合材料など
5.HydroPlasma技術の紹介と差別化ポイント
6.HydroPlasmaによる表面洗浄と適用分野
7.PlasmaPlusR:プラズマナノコーティング技術の概要
8.PlasmaPlusRによる機能性付与(防湿・防錆・接着性向上など)
9.PlasmaPlusRの業界別応用事例
9.1 電子機器・半導体封止
9.2 金属/樹脂の異種材接合
9.3 高耐久性が求められる分野など
10.今後の大気圧プラズマ技術の展望と開発動向
【質疑応答】
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