スマートテキスタイルの技術、製品、サービス開発セミナー
        
感情センシング技術と活用事例
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<セミナー No.512415>
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★次世代スマートテキスタイルの研究開発動向と課題、今後の展望を解説


次世代型スマートテキスタイルが拓く新市場と

それに向けた技術・製品・サービスの開発


〜健康で安心して暮らせる社会の実現を目指すために
繊維とエレクトロニクスの融合技術だけでは足りないもの〜


■ 講師

信州大学 繊維学部 特任教授
福井大学 産学官連携本部 客員教授
(公財)法人ふくい産業支援センター プロジェクトマネージャー兼特別研究員 理学博士
牛島 洋史 氏

■ 開催要領
日 時 【Live配信】2025年12月18日(木) 13:00〜16:00
【アーカイブ(録画)配信】 2025年1月6日まで受付(視聴期間:1月6日〜1月16日朝まで)
会 場 ZOOMを利用したLive配信またはアーカイブ配信 ※会場での講義は行いません
セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料 1名につき49,500円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき44,000円(税込)〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕
■ プログラム

【講演ポイント】
 従来のe-テキスタイルでは実現できていなかった「センシングにもとづく介入」によって、着用者やその置かれた環境の変化に対応・予測をおこない、着用者の目的に合わせた結果が得られるように動作や行動を変えることによる、健康で安心して暮らせる社会の実現に資する製品やサービスの提供を目指した技術の研究開発について、その構想や基盤となる各種技術から、具体的な機能性繊維製品の製造方法とそれを用いたサービスについて紹介したい。
 
  この「次世代スマートテキスタイル」は高度な繊維製品製造技術と先進的エレクトロニクス製造技術の融合によってのみ実現するものであるが、その製品をどんなユーザのどんな目的を想定して作製し、どんなサービスによってユーザの手に届けるのかまでも設計しなければ、単なる高価格な高機能ウェアとしてガジェット好きにしか受け入れてもらえないだろう。これまでの「高性能で多機能な製品を低価格で提供すれば売れる」という20世紀型の発想を捨て、「ものづくりのサービス化」というエンジニアリング・サービスとマーケティング、サービスデザインにもとづく21世紀型の製造業へのパラダイムシフトを、繊維とエレクトロニクスという異分野融合技術でもあるスマートテキスタイルによって実現するための構想についても紹介したい。
 
 本講演では、繊維関連技術やエレクトロニクスの開発者にとどまらず、マーケターや製品・商品企画に携わる方々、製造業だけでなく医療・介護、スポーツやフィットネスからウェルビーイングに関するサービサ、建築・土木などコンストラクタなどさまざまな事業分野の方々にとってもわかりづらくないような話しをすることで、異分野・異業種の交流と協業を図るきっかけとなるような話題提供をおこないたい。

【プログラム】
1.イノベーションとは?
2.スマートテキスタイルとは?
 2.1 次世代型スマートテキスタイルと従来型マートテキスタイルの違い
 2.2 海外におけるスマートテキスタイルの開発動向
 2.3 スマートテキスタイルは成功しているか?
3.ウェアラブルデバイスからウェアデバイスへ
 3.1 フレキシブルデバイスからウェアラブルデバイスへ
 3.2 ウェアラブルデバイスの問題点
 3.3 ウェアデバイス
 3.3 ウェアデバイス実現のためのスマートテキスタイル
4.スマートテキスタイルの技術課題
 4.1 導電部材
  4.1.1 導電性繊維
  4.1.2 金属細線
  4.1.3 導電ペースト
  4.1.4 導電性接着剤
 4.2 電極や配線の形成技術
  4.2.1 導電糸による製織・編成
  4.2.2 捺染および印刷
  4.2.3 部分染めや抜染とめっき
  4.2.4 刺繍
 4.3 回路形成技術
  4.3.1 導電糸による回路形成
  4.3.2 印刷による回路形成
  4.3.3 FPCの実装
 4.4 入力と出力
  4.4.1 バイタルセンサー
  4.4.2 環境センサー
  4.4.3 運動・動作センサー
  4.4.4 アクチュエータ
  4.4.5 電源
 4.5 ウェアデバイスによるサービス
  4.5.1 スポーツとフィットネスと労働
  4.5.2 医療・看護・介護
  4.5.3 疲労・メンタルの改善
  4.5.4 日常生活の安全・安心とフェムテック
 4.6 スマートテキスタイルの社会実装
  4.6.1 エレクトロニクスとして
  4.6.2 繊維製品として
  4.6.3 サプライチェーン
  4.6.4 ディストリビュータとサービサ
5.スマートテキスタイルの現状
 5.1 日本の製品とサービス
 5.2 海外の製品とサービス
  5.2.1 フランスを中心とするEU
  5.2.2 アメリカ
  5.2.3 アジア
6.これからの期待
 6.1 なぜ今なのか、なぜ日本なのか
 6.2 イノベーションは呉越同舟ではなく切磋琢磨から
 6.3 肉を切らせて骨を断つ規格化
 6.4 ジャパン・アズ・オンリーワン

【質疑応答】