積層セラミックコンデンサの故障メカニズム、解析事例と品質向上セミナー
        
次世代高速・高周波伝送部材の開発動向
次世代パワーデバイスに向けた高耐熱・高放熱材料の開発と熱対策
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<セミナー No.601402>
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★MLCCで実際に発生する故障事例をもとにその原因と対策手法を解説
 開発・製造する側も使用する側も知っておきたい信頼性確保の考え方を学ぶ

積層セラミックコンデンサの
故障メカニズム、解析事例と品質向上


■ 講師

テック・サイトウ 代表 齋藤 彰 氏 (元 村田製作所)

■ 開催要領
日 時 【Live配信】2026年1月16日(金) 10:30〜16:30
【アーカイブ(録画)配信】 2026年1月27日まで受付(視聴期間:1月27日〜2月6日まで)
会 場 ZOOMを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料 1名につき55,000円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込)〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕
■ プログラム

【本講座で学べること】
・積層セラミックコンデンサ(MLCC)の故障に関する全体的な知識
・クラックによる故障のメカニズムとその評価方法
・高温・高電界による絶縁劣化メカニズムとその評価方法
・腐食による故障現象
・寿命予測技術

【講座概要】
小型化や薄層化が進む積層セラミックコンデンサ(MLCC)において、信頼性を確保するために製造する側も使用する側もより高い技術が必要になっています。本セミナーでは、株式会社村田製作所で故障解析の第一人者を24年間務めた筆者が、MLCCの開発・製造・実装・市場故障のどれかに関係する方が活用できるように、包括的にまとめました。様々な故障現象のメカニズムを解析手法とともに示します。特に小型化や薄層化によって重要となる高温・高電界による絶縁劣化やその評価方法は、お役に立つと思います。

1.はじめに(品質の重要性)
 1.1 品質事故事例
 1.2 品質偏重の時代へ
 1.3 故障原因を物理化学の世界へ

2.積層セラミックコンデンサ(MLCC)の特徴
 2.1 BaTiO3の誘電率発現のメカニズム
 2.2 MLCCの誘電率の温度変化、電圧依存性と経時変化

3.MLCCに発生するクラックの検出・評価方法
 3.1 クラックが発生するメカニズム(強度と応力)
 3.2 MLCCに発生する様々なクラック一覧
 3.3 たわみクラック
 3.4 水平クラック
 3.5 マウントクラック(実装時のクラック)
 3.6 はんだクラック(温度サイクルによるクラック)
 3.7 クラックの評価方法

4.BaTiO3系MLCCの絶縁劣化による故障
 4.1 絶縁低下の主要因いろいろ
 4.2 酸素空孔による絶縁劣化のメカニズム
 4.3 劣化速度の温度依存性&電界強度依存性
 4.4 絶縁劣化個所の故障解析技術

5.腐食による故障
 5.1 めっき腐食
 5.2 はんだフラックス腐食
 5.3 水分浸入による電解腐食
 5.4 ECMとSnウィスカ

6.寿命予測技術
 6.1 ワイブルプロット
 6.2 ハザート分析
 6.3 季節変動に強い三角分析

7.MLCCの小型化に伴う注意点と対策案


【質疑応答】