自動車騒音規制UNR51-03対応と遮音・防音材料技術 セミナー

        
自動車室内の静粛性向上と, 防音・防振技術,材料の開発
車室内空間の快適性向上と最適設計技術

<セミナー No 603201>

【Live配信のみ】 アーカイブ配信はありません
 

★新車への適用,タイヤノイズ規制値,「UN Regulation No.51 03 Series」の「フェーズ3」への対応

★電動車特有の中〜高周波騒音の特徴とその対策,薄膜やコーティングなどの新しい防音材料

 

自動車騒音の発生メカニズム,

(フェーズ3などの)規制強化の動き,遮音防音対策


■ 講 師

【第1部】

(株)セキソー 音研究開発部フェロー 博士(工学) 谷本 隆一 氏 【愛知工業大学 名誉教授】

【第2部】

岐阜大学 工学部 機械工学科 教授 博士(工学) 寺島 修 氏

【第3部】

三井化学(株) 研究本部 先端材料・ソリューション研究所長付 音響エキスパート 中川 博 氏

【第4部】

東京工業大学 物質理工学院 材料系 助教 博士(工学)  赤坂 修一 氏

【第5部】

本田技研工業(株) 四輪開発本部 完成車開発統括部 研究員 神山 洋一 氏
■ 開催要領
日 時

2026年3月3日(火) 9:50〜17:10

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき66,000円(消費税込み,資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につ60,500円〕

〔大学,公的機関,医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム


【9:50〜11:20】

第1部 車外騒音規制強化と自動車における制振・遮音・吸音技術の概要および車外騒音対策

●講師 (株)セキソー 音研究開発部フェロー 博士(工学) 谷本 隆一 氏 【愛知工業大学 名誉教授】

 

【講座の趣旨】

  車外騒音規制強化(UNR51ー03)の概要を紹介する。その後,制振・遮音・遮音の基礎理論と車内騒音での活用事例を紹介する。つぎに,車外騒音発生のメカニズムと,タイヤ騒音のボデー対策事例について解説する。


【セミナープログラム】

1.制振・遮音・吸音基礎理論
  1.1 自動車の性能評価
  1.2 制振・吸音・遮音の概要

2.車内音発生メカニズムと吸遮音での対策
  2.1 エンジンノイズ対策事例紹介
  2.2 吸音シート,吸音天井の開発

3.車外騒音規制UNR51ー03について
  3.1 導入の目的
  3.2 規制値(UN R51-03)
  3.3 規制スケジュール(UN R51-03)
  3.4 測定方法

4.車外騒音発生メカニズムと吸遮音での対策
  4.1 音源調査(タイヤ他,他)
  4.2 音の流れ(伝達経路)
  4.3 ボデーへの音の流れ
  4.4 ボデーでの吸遮音対策

【質疑応答】


【11:30〜12:40】

第2部 表面の硬・軟・粗・密に着目した自動車振動騒音制御技術

●講師 岐阜大学 工学部 機械工学科 教授 博士(工学) 寺島 修 氏

 

【セミナープログラム】

1.イントロダクション:次世代モビリティにおけるNVH課題
  1.1 EV化と静粛性向上による新たな騒音問題
  1.2 軽量化と快適性のジレンマ
  1.3 表面構造制御という新しいアプローチ
  1.4 セミナーの目的と全体構成

2.「硬」の制御:磁気粘性エラストマー(MRE)による広帯域振動低減
  2.1 MREの基本特性と周波数可変型動吸振器の概念
  2.2 コイル可動化による軽量・高効率化
  2.3 フィードフォワード/フィードバック制御の実装
  2.4 楕円形状MREによる二方向振動制御

3.「硬・軟」の相互作用:生物模倣構造を応用した材料設計
  3.1 昆虫外皮に学ぶ複合構造の原理
  3.2 FEM解析による最適硬軟パターン探索
  3.3 光パターニング重合技術による試作と評価
  3.4 実車環境での振動低減効果

4.「疎・密」の制御:流体−固体境界の多孔性設計による空力騒音低減
  4.1 空力騒音の発生メカニズムと従来対策の限界
  4.2 多孔質材料の音響透過性と流体力学的効果
  4.3 風洞試験による騒音低減と抵抗低減の検証
  4.4 HVACシステムへの応用事例

5.「軟」の制御:人と機械の接触面における快適性向上
  5.1 全身振動(WBV)と乗り心地の関係
  5.2 ビークルシート表面変位制御システム(VSSDC)の構成
  5.3 実車試験による低周波振動低減効果
  5.4 重心動揺特性と心理的ストレスの関連

6.総括と今後の展望
  6.1 表面構造制御技術の産業応用可能性
  6.2 耐久性・高速応答化への課題

【質疑応答】


【13:30〜14:40】

第3部 吸音・遮音による自動車室内騒音低減対策

●講師 三井化学(株) 研究本部 先端材料・ソリューション研究所長付 音響エキスパート 中川 博 氏

 

【セミナープログラム】
1.吸音・遮音のメカニズム
  1.1 吸音とは
  1.2 多孔質材料の吸音メカニズム
  1.3 遮音とか
  1.4 中空二重壁による遮音
  1.5 試験片による吸音・遮音の評価方法

2.自動車室内騒音に対する騒音低減対策およびその評価方法
  2.1 自動車室内騒音低減の考え方
  2.2 遮音による騒音低減およびその評価方法
  2.3 吸音による騒音低減およびその評価方法

【質疑応答】


【14:50〜16:00】

第4部 Locally resonant(LR)型音響メタマテリアルの遮音特性

●講師  東京工業大学 物質理工学院 材料系 助教 博士(工学)  赤坂 修一 氏

 

【講座の趣旨】

  メタマテリアルは,対象とする波動(電磁波,音波など)よりも短い周期で構造体を配列した材料であり,負の物性など特異な物理現象を示す。本講演では,音響メタマテリアルの概要と,その一つであるLocally resonant型音響メタマテリアルの遮音材料への適用について紹介する。


【セミナープログラム】

1.振動・騒音対策
  1.1 制振
  1.2 防振
  1.3 吸音
  1.4 遮音

2.音響メタマテリアルとは
  2.1 メタマテリアルとは
  2.2 音波の伝播挙動
  2.3 音響メタマテリアルの分類と研究動向
  2.4 負の有効質量と体積弾性率

3.Locally resonant(LR)型音響メタマテリアルの遮音特性
  3.1 LR型音響メタマテリアルとは
  3.2 LR型音響メタマテリアルの振動抑制・遮音特性


【質疑応答】


【16:10〜17:10】

第5部 タイヤ空洞共鳴音低減デバイス技術について

●講師 本田技研工業(株) 四輪開発本部 完成車開発統括部 研究員 神山 洋一 氏

 

【講座の趣旨】

  タイヤ空洞共鳴音とはタイヤ内部の1次共鳴を起源とするロードノイズの一種であり,過去よりどの自動車メーカーもロードノイズ主要課題の一つであった。 今回はその独自デバイスであるヘルムホルツ式レゾネータ付きホイールに関して, 理論から実用に至るまでの技術内容について解説する。


【セミナープログラム】

1.タイヤ空洞共鳴音事象

2.ヘルムホルツ式レゾネータ原理

3.単室式レゾネータ技術
   3.1 樹脂レゾネータの基本コンセプトと考え方
   3.2 消音における課題と解決手法
   3.3 遠心力強度における課題と解決手法
   3.4 実車効果検証結果

4.複室式レゾネータ技術
   4.1 転動タイヤの消音における課題
   4.2 転動タイヤ対応レゾネータ配置理論
   4.3 複室式レゾネータの具現化構造
   4.4 実車効果検証結果

5.まとめ

【質疑応答】