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【講座主旨】
粘着剤はなぜくっ付くのかに関して考えながら、医療用粘着剤の基本知識を学んでゆきます。
一方、医療用粘着剤と言えどもの皮膚刺激やアレルギー反応が出て来ます。その発生原因と対策が大切です。なぜ皮膚刺激が生じるかを考察して、その対策法を開発事例をベースにお話しします。
特に、皮膚刺激をほぼ無くするゲル粘着剤について、その開発過程や検証の方法なども含め説明します。
透明フイルムドレッシングについて、皮膚常在菌と皮膚刺激に関して、その使用目的に照らしながら開発秘話をお話しましょう。
創傷被覆材 フイルムタイプ、ハイドロコロイドタイプ などと創傷治癒性がどんなにすごいか、臨床写真を紹介しながらお話しします。(医療機器 クラス2)
経皮吸収薬開発のポイントに関しても、どんなステップで開発するか、実験の一端や、対策として新たな粘着剤設計を行ってきたことなどを紹介します。
成熟した社会、ほとんどのものは揃っている。その中で、新たなコンセプトの商品化について紹介。
(アトピー性皮膚炎の皮膚バリアー損傷を改善するテープ(肌レーヌの開発物語))を解説します
化粧品分野の商品開発 化粧ができるテープなどに関して、また、肌荒れ改善テープなどに関しても紹介しましょう。
医療用製品の安全性試験はどのような試験をすればよいか、許認可の薬事で要求される試験についてお話しします。また、その肌に貼る製品のリスクについてもお話しします。
医療機器・医薬品の開発に必要な薬事に関しても簡単ですが紹介いたします。
最後に、今後の面白い開発テーマを考えるヒントになるようなことも紹介します。
【講座内容】
初めに 自己紹介
1.粘着剤と粘着機構
1.1 粘着剤とは
1.2 粘着剤の性質と粘着力の生じる因子
1.3 粘着剤と接着剤は違うのか
1.4 粘着剤の種類
1.5 粘着剤はなぜ接着するのか
2.医療用粘着剤について
2.1 医療用粘着製品とは
2.2 工業用と医療用との違い
2.3 医療用テープの種類 医薬パッチから 絆創膏、化粧用まで
2.4 医療用テープの機能 付加された機能から新製品が生まれる
2.5 医療用粘着剤の種類 材料の点から
2.6 医療機器:創傷被覆材 や 化粧用テープ
2.7 テープと皮膚との関係
2.8 皮膚に粘着する要件
2.9 皮膚接着力と品質上の接着力とは同じなのか
2.10 粘着剤設計のいろは
2.11 アクリル粘着剤の場合 設計の考え方
2.12 ゴム系粘着剤 SIS系で粘着性の制御は
抗炎症プラスター開発
3.テープによる皮膚刺激の原因
3.1 医療用テープの医療現場での問題点
3.2 皮膚障害の事例
3.3 皮膚刺激と材料の特性との関係
3.4 皮膚刺激の原因について
3.5 皮膚とはどのような組織か
3.6 皮膚の構造と機能
3.7 皮膚表面は変化し多彩
4.開発アイデア―から製品開発コンセプトへ そして品質仕様への転換
刺激の原因と対策方法
4.1 低皮膚刺激粘着剤の開発事例 ―ゲル型粘着剤の開発についてー
4.2 従来の医療用テープの医療現場での問題点
4.3 角質剥離に注目したー低皮膚刺激化粘着剤
4.4 開発コンセプトを実現するために
4.5 ゲル型粘着剤の開発 と開発過程の紹介
4.6 粘着剤物性・クリープ・ゲル分率―接着力と角質剥離
4.7 開発したゲル粘着剤の角質剥離と従来品との比較
4.8 透析患者と心臓手術後の臨床応用結果
5.支持体の物性と皮膚刺激
6.水蒸気透過性と皮膚刺激
6.1 テープの水蒸気透過性と電気伝導度
6.2 水蒸気透過性と皮膚刺激の関係は
6.3 水蒸気透過性と皮膚表面細菌数の変化
7.Ideaから製品コンセプトへ そして品質仕様への転換について
7.1 新製品を生むために 医療用テープの機能を付加する
7.2 機能の付加 どんな機能が要求されているかを考えてみましょう
7.3 新製品開発の紹介 医療機器 肌レーヌR
「アトピー性皮膚炎/乾燥肌は治らない」?
【治すためのテープ開発】に関して
8.医療用粘着製品の安全性に関して
8.1 生物安全性に対してどのように考えればよいか
8.2 どのような安全性試験が求められるか
8.3 医療機器、化粧品、雑貨に 必要な安全性試験の考え方
9.化粧品又は化粧雑貨分野への展開例
高齢化―シミ・しわ・ニキビ 3大美容要素〜しわとはだのつや・はり〜
化粧のできるテープ【ニキビマスキング】・【リフトアップ】
医療機器【傷カバー】
9.1 Micro Needle製剤による肌の若返り技術紹介 4,000億市場 特別紹介
10.創傷被覆材の紹介
10.1 湿潤療法に関して
10.2 湿潤療法の事例-製品と治療法
11.経皮吸収薬の開発に関して
11.1 テープ技術の経皮吸収薬への展開
11.2 経皮吸収薬とは
11.3 候補薬・開発品の紹介 どんな薬がテープ薬となっているか
11.4 テープ薬の特長 優位な点
11.5 開発の一端紹介
11.6 喘息薬パッチ開発の紹介
11.7 テープ薬と皮膚刺激に関して
12.薬事上の課題
12.1 薬事面で求められること
製造販売業許可、製造業許可、販売業許可など
12.2 医薬品の薬事 製造販売許可申請
12.3 医療機器・化粧品の薬事 製造販売許可申請・届出
12.4 市販後調査
13 今後の新たな課題への挑戦
14.質疑と討議
◆◆講師プロフィール◆◆◆
専門分野:高分子化学の医療分野への応用
略歴・活動・著書など:
関西学院大学化学科卒業
同修士課程
Weizmann Inst. of Science, Genetic 留学
日東電工 研究所
日東メディカル株式会社 代表取締役
東洋化学 取締役 開発部長
(株)メディカルフロント設立・代表取締役
現在 メディカルテープ研究所 代表
(開発してきた製品)
・ゲル粘着剤―低皮膚刺激テープ モノづくり日本大賞受賞
・経皮吸収薬 フランドル ホクナリン開発に関与
・ハイドロコロイド被覆材 日本初 医療機器
・フイルムドレッシング 高透湿性 日本発 医療機器
・ハイドロコロイド救急絆創膏 国産化第1号 関西モノづくり新撰
・化粧のできるテープ はるコスメ 雑貨・医療機器
・抗菌性Ag含有の薄膜テープ ワキさらりAg/FIMOtape
・乾燥肌・肌荒れ・アトピー性皮膚炎の皮膚バリア損傷部保護テープ 肌レーヌ(R)
・特許:26件
・雑誌Nature や Int. National J. cancer などに投稿
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