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【講座の趣旨】
2021年に中国最大の電池メーカであるCATL(寧徳時代)からナトリウムイオン電池の製品が発表された。また、2022年にはリチウムイオン電池と組み合わせたハイブリッド電池の製品化が発表されている。これらの新電池系に適用される国際危険物輸送規則は2023年、2025年の国連モデル規則で国連番号、品名が新設されたが、製品化の発表が輸送規則制定に先行した事例と言える。全固体電池、ナトリウムイオン電池など今後出現する新電池系と電池輸送規則の関係を理解するため事例研究として解説するとともに、電池輸送規則の動向の理解への一助となれば幸いである。
【習得できる知識】
ナトリウムイオン電池及びハイブリッド電池(リチウムイオン電池とナトリウムイオン電池を組み合わせた蓄電システム)並びに全固体電池を含めたリチウムイオン電池の危険物輸送規則の改正動向と概要を解説します。
1.電動車両の普及と駆動用電池
1.1 ニッケル水素電池
1.2 リチウムイオン電池
1.3 ナトリウムイオン電池の登場
1.4 ハイブリッド電池(リチウムイオン電池とナトリウムイオン電池)
2.危険物輸送規則とリチウムイオン電池
2.1 危険物輸送規則の概要
2.2 電池輸送試験(UN38.3)の制定経緯と現在の規則体系
2.3 熱暴走と熱連鎖
2.4 自動車駆動用電池に係る安全基準
2.5 電池輸送規則に定める品質管理要求とは
3.ナトリウムイオン電池の輸送規則
3.1 2015年に始まった輸送規則の審議
3.2 ナトリウムイオン電池に適用される輸送規則と輸送試験(UN38.3)
3.3 ナトリウムイオン電池の輸送規則SP400(非危険物として扱う特別規定)とその意味
3.4 国連モデル規則2.9.4で規定するハイブリッド電池の扱い
4.全固体電池に対する輸送規則の審議動向
5.消防法令から見たリチウムイオン電池、ナトリウムイオン電池
6.ナトリウムイオン電池の試験規格の制定動向
6.1 SAE規格
6.2 中国標準
7.質疑応答
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