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【講座主旨】
第十九改正日本薬局方(JP19)の施行(2026年4月)を踏まえた,HPLCによる含量・類縁物質の試験法開発について,分析法の開発プロセスに沿った形で説明します.分析法開発にあたってICHガイドライン(Q3A/B,
Q14/Q2(R2)など)との整合性やガイドラインに準拠した分析法バリデーションの進め方,ならびに実務で直面しやすいトラブルシューティング等を解説します.
また,試験法の技術移転や査察に円滑に対応できる試験法とは,分析試験法管理戦略について,事例を基に説明します.
【講座内容】
1.含量・類縁物質(有機不純物)分析の基礎とガイドラインの最新動向
1-1.開発方針の決定と目標の設定(ICH-Q14)
1-1-1 ICH-Q14(分析法開発)の考え方(分析目標プロファイル(ATP))
1-1-2 物質特性の把握
1-1-3 管理目標の設定
1-2.強制分解試験の実施(ICH-Q1A/Q3A)
1-2-1 酸・アルカリ・酸化・熱・光条件の最適化(過分解を避けるテクニック)
1-2-2 PDA検出器を用いたマスピーク純度(Peak Purity)の検証
1-2-3 強制分解試験による安定性の指標になる試験法
(Stability-indicating Method)の検証
1-3.HPLC/UHPLC を用いた効率的な分析法開発手順
1-3-1 カラムの選定
1-3-2 移動相の最適化
1-3-3 グランジエント条件の最適化
1-3-4 検出波長の決定
2.JP19の改正ポイントと分析法バリデーション・システム適合性
2-1 第十九改正日本薬局方(JP19)における関連一般試験法の重要ポイント
2-1-1 一般試験法<2.00>クロマトグラフィー総論の最新変更点と許容変更範囲
(System Suitability/Allowable Adjustments)
2-1-2 システム適合性試験(検出確認,相対標準偏差,分離度)の設定基準
2-2 分析法バリデーションの実施と評価
2-2-1 含量・類縁物質の項目別ポイント
2-2-2 頑健性(Robustness)評価の進め方とAQbD (Analytical
Quality by Design)の考え方
3.実務におけるトラブルシューティングと分析試験法管理戦略
3-1 実験室でよくある課題と解決事例
3-2 試験法の技術移転や査察対応を考慮した分析試験法の管理戦略
【質疑応答】
◆◆講師プロフィール◆◆◆
専門分野: 有機化学,計測化学,医薬品開発(CMC),材料化学,品質管理
学位:農学博士
略歴・活動・著書など:
住友化学(株)のコーポレート研究部門を中心に,医薬品(CMC),農業化学品,機能性材料開発などの研究および研究管理業務に従事.その後,京都大学に移り,現在に至る.
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