【講師の言葉】
過去からフィルムを使った電子機器の市場トラブルが多く,現在まで改善が進んでいないのが現状です。この市場トラブルを未然に防止するために,部品を選定する際の注意事項やのコツや工程監査の仕方,並びに寿命目標をクリアするための信頼性加速試験の条件設定の方法を詳細に紹介します。
【受講後の修得知識】
@フィルムの選定時の注意点や工程監査の考え方を学び,
A寿命予測の木と知識と寿命目標をクリするための信頼性加速試験法を立案できるようになる
【受講対象者の業種・所属部署・レベルなど】
製品・回路設計,製品評価・実験,および品質保証業務に携わっている技術者
最近,信頼性評価や試験業務に携わった方々には特に有益
【セミナープログラム】
1.フィルムを使った電子機器のトラブルの現状
1.1 短寿命となった市場トラブル
1.2 発火問題を伴う市場トラブル
2.市場トラブル原因の推定
3.トラブルを起こさないためのフィルム選定時の注事項とコツ
3.1 自社の信頼性目標に合致した仕様書を取り交わす
3.2 サプライヤー工程監査のポイント
3.3 仕様書記載の信頼性試験項目でわかること
4.市場での環境で劣化する時の寿命予測の方法
4.1 電子機器の寿命を予測するための基本的な考え方
4.2 寿命予測に用いるいろいろな劣化(速度)加速モデル
4.3 フィルムの劣化モード
4.4 温度と湿度で劣化する加速モデル式を設定
4.5 市場での寿命(故障時間と累積故障確率)を予測
5.不安全問題に対する解析方法
5.1 フィルムの発煙・発火モード
5.2 発煙・発火レベルを検証
6.市場トラブル品の故障解析事例
【質疑応答】
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