研究開発リーダー マテリアルステージ 車載テクノロジー ファームステージ コスメティックステージ ホーム

2022年11月号目次 MATERIALSTAGE

■ 巻頭

“剥がせるボディカラー”の開発とその可能性,それを支えるマテリアルについて
トヨタ自動車(株) 小川淳也,山口賢二
(株)KINTO 高橋康浩,井田崚太



■ 特集1

自動車用塗料塗装および材料技術におけるCO2削減・省エネ化の動き

 

□ 自動車用水性塗料および塗装システムとCO2削減について
日本ペイント・オートモーティブコーティングス(株) 松本康二

1.はじめに
2.自動車用中上塗料の概要
3.塗装システムが環境に与える影響
4.水性塗料
5.将来塗装系展望

□ 自動車水性塗料用メタリック顔料の最新技術動向
東洋アルミニウム(株) 林風太

1.水性塗料への対応
2.有彩色メタリック顔料
3.まとめと今後

□ 天然バイオマス,植物由来の各種コーティング材料,インクの開発と,塗料分野への応用の可能性
GSアライアンス(株) 森良平

1.序論
2.100%天然バイオマス系材料からなるコーティング材
3.CNF複合天然バイオマス系生分解性樹脂で作ったネイルチップ,マニキュア
4.CNFを複合した抗菌性を持つ天然バイオマス系生分解性樹脂,塗料
5.バイオマス認証取得製品
6.天然バイオマスの組成の紫外線(UV)硬化型樹脂製品群

□ 水性塗料用の添加剤・架橋剤としての有機金属化合物とその応用
マツモトファインケミカル(株) 石井理絵

1.はじめに
2.有機金属化合物とは
3.水溶性有機チタン化合物とは
4.水溶性樹脂の架橋剤としての利用
5.水分散型樹脂との反応

□ 炭酸ハイブリッド塗装の概要とそのCO2削減効果
長瀬産業(株) 光本政敬

1.はじめに
2.CO2を削減できる理由
3.シンナー使用量を削減できる理由
4.塗着効率
5.液化炭酸ガスのメリット
6.炭酸ハイブリッド塗装用の塗料



■ 特集2

「テラヘルツ波」を吸収,透過,反射するマテリアルのニーズと開発例
 

□ InAs薄膜による高強度テラヘルツ光源の開発
大阪工業大学 佐々誠彦

1.はじめに
2.InAs薄膜の作製
3.InAs薄膜の放射特性
4.薄膜構造による増強機構
5.プラズマ反射層による放射増強
6.ヘテロ構造による放射増強

□ 藍藻類スピルリナを用いた「マイクロコイル」のテラヘルツ帯域対応電波吸収材としての実用化に向けた研究開発
パナック(株) 佐藤剛毅,小堀裕司
奥野製薬工業(株) 北晃治,有清恵太

1.Beyond 5Gの足音
2.マイクロコイルとバイオテンプレートプロセス
3.マイクロコイルの電波吸収特性評価
4.今後の展望

□ カーボンナノ材料のテラヘルツ検出・撮像デバイスへの応用
中央大学 酒井大揮 木下祐哉
東京工業大学 李恒
国立情報学研究所 河野行雄

1.緒言
2.THz波検出器応用に向けたCNTフィルムの基礎材料特性
3.CNTフィルム型THz波検出器による非破壊検査応用
4.結論と展望

□ 水酸化アルミニウムのテラヘルツ波吸収スペクトルを活用した材料評価技術
三重県工業研究所 新島聖治,橋本典嗣

1.はじめに
2.実験方法
3.Al(OH)3含有量の定量
4.Al(OH)3の加熱分解の評価

□ ミリ波〜テラヘルツ波対応透明電波吸収シート
マクセル(株) 藤田真男



■ 特集3

PFOA・PFOS等を含む有機フッ素化合物(PFAS)の規制動向
 

□ PFOA・PFOS等を含む有機フッ素化合物(PFAS)の規制の動きについて
(一社)東京環境経営研究所 松浦徹也

1.PFASとは
2.国際条約の動向
3.日本の動向
4.EUの動向
5.アメリカの動向

□ 有機フッ素化合物の分解,新しい有用な分子への変換技術
山口大学 川本拓治

1.はじめに
2.PFOAおよびPFOSの分解
3.単純なPFAS類の有機化学による直接変換反応
4.生成物のさらなる“分解”(変換)反応

□ PFOS含有廃棄物の処理とPOPs含有の難処理物に関する取り組み
(株)クレハ環境 草野洋平

1.はじめに
2.PFOS焼却処理までの経緯
3.PFOS含有廃棄物の本格処理の状況
4.他のPOPs廃棄物への取り組み

□ 工業製品中の制限物質管理における化学分析について
(株)産業分析センター 吉田貴則

1.はじめに
2.制限の対象となる化合物について
3.『分析試験結果』について
4.制限物質管理における『分析試験結果』の役割について


■ マテリアルニュース&トピックス

□ 感温性自己発泡型ケイ酸化合物を利用した新規消火剤の開発とその可能性
宮崎大学 正入木未来,真隆志,松根英樹,塩盛弘一郎

1.はじめに
2.感温性自己発泡型ケイ酸化合物の消火剤への応用
3.消火特性

■ 連載

続・エポキシ樹脂 CAS 番号物語~ 硬化剤 CAS 番号備忘録

第53回光カチオン重合開始剤(1)
小池 常夫