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2016年12月号目次 MATERIALSTAGE

■巻頭

□ 自動車の内外装加飾部品とディスプレイ周りに用いられるフィルム
日産自動車(株) 小松 基

1.はじめに
2.フィルムの本質機能
3.加飾フィルム
4.ナビゲーション周りのディスプレイ用フィルム
5.今後の展望



■特集1

『自動車内装,コックピット』の加飾とその周辺材料開発
 

□ 車載用タッチパネルとその材料の要求仕様,製品開発事例
パナソニック(株) 小宮 宏文

1.はじめに
2.車載用タッチパネルに求められる基本特性
3.表面機能性
4.偏光サングラス特性

□ 車載ディスプレイ用光学粘着フィルムの開発事例
バンドー化学(株) 奥野 雄三,中根 聡一郎

1.はじめに
2.超厚膜OCA のニーズ
3.新疎水制御による光学的耐湿熱性の向上
4.相溶化技術による光学的湿熱性の向上

□ 材料着色バイオエンプラの自動車内装材への応用
三菱化学(株) 佐々木 一雄

1.はじめに
2.植物由来原料イソソルバイドを用いたバイオエンプラDURABIO
3.イソソルバイドを用いたバイオエンプラの製造法
4.バイオエンプラの材料特性
  4.1 光学特性
 4.2 耐光性・耐候性
 4.3 表面硬度・耐傷付き性
 4.4 衝撃特性
 4.5 耐薬品性
 4.6 意匠性
 4.7 成形性
 4.8 バイオエンプラの高衝撃化
5.バイオエンプラの用途展開
 5.1 自動車内装樹脂カラーパネル用途
 5.2 自動車搭載タッチパネル用途



■ 特集2

『衛生製品』に求められる抗菌,消臭性と材料の開発事例
 

□ 体臭の発生と植物成分によるその抑制
ライオン(株) 染矢 慶太

1.はじめに
2.体臭中のビニルケトン類とクワ(桑白皮)抽出物によるその制御
3.皮膚常在菌によるイソ吉草酸発生とクララ抽出物によるその抑制
4.揮発性ステロイド類の臭気特性に関する知見とキョウニンエキスによるその発生制御
5.殺菌後も継続する臭気発生とローズマ リー抽出物等の植物成分の酵素不活化 によるその抑制


□ 高機能ヘルスケア繊維「アレルキャッチャー」の開発事例
ダイワボウノイ(株) 築城 寿長

1.はじめに
2.消臭・抗菌繊維「デオメタフィR」
3.抗アレルゲン繊維「アレルキャッチャー」,痒み鎮静繊維「アレルキャッチャーAD」
4.新たな展開

□ 衛生用品に求められる使い心地・着心地とその評価
神戸大学 井上 真理

1.はじめに
2.布の肌触り,風合いの概念
3.風合いの官能評価の標準化
4.不織布の基本的な力学特性と表面特性
5.風合いの客観評価
6.紙おむつの着用感
 6.1 試料
 6.2 材料実験
 6.3 着用実験
 6.4 主観評価と材料特性との関係
 6.5 材料特性が着用感に及ぼす影響


■ 特集3

『3D プリンター』用造形材料の開発

□ 材料から見た3D プリンタ技術とその将来像
横浜国立大学 萩原 恒夫

1.はじめに
2.3D プリンターとは
3.3D プリンターとその材料
4.材料押出し法( FDM 法)
5.粉末床溶融結合法(PBF 法)材料
6.結合剤噴射法(インクジェット法)
7.材料噴射法
8.シート積層法
9.指向エネルギー堆積法
10.ハイブリッド型積層造形装置
11.新しいAM 法
12.材料市場から見た今後の行方

□ 熱溶融積層(FDM)式の3Dプリンター用フィラメントの収縮抑制,溶着性改良の技術開発
ナノダックス(株) 藤田 鉦則

1.はじめに
2.熱溶解積層方式で使用されている 主な樹脂の特性
3.ABS 樹脂・PLA 樹脂のフィラメントとしての課題
4.汎用樹脂としてのポリプロピレンフィラメントの製品化
5.PP フィラメント使用の成形比較
6.PP フィラメントの成形例


□ 3D プリンティングによる部品製造と造形用樹脂の動向
(株)ストラタシス・ジャパン 三森 幸治

1.はじめに
2.3D プリンティング部品の製品実用への動き
 2.1  航空機搭載部品への展開
 2.2  ロケット搭載部品への展開
 2.3  自動車外装部品への展開
 2.4  付加加工材料の特性を生かした製品への展開
3.3D プリンティング部品の治工具実用への動き
 3.1  医療事例; 歯科治療への展開
 3.2  自動車組立治具への展開
4.3D プリンティング樹脂型を活用した金属成型の動き


■ マテリアルニュース&トピックス

□ 自ら壊れた部分を修復する炭素繊維強化高分子材料(CFRP)の開発
富山県立大学 真田 和昭

1.はじめに
2.界面はく離に対する自己修復性付与
3.多様な内部損傷に対する自己修復付与


■ 連載

フレキシブルディスプレイと求められるマテリアル開発

□ 第2回 薄膜トランジスタ (Thin Film transistor : TFT)
Ukai Display Deice Institute 鵜飼 育弘

1.はじめに
2.薄膜トランジスタ
 2.1 薄膜トランジスタの種類と特徴
 2.2 プロセス温度と各種TFT の移動度
 2.3 各種TFT の移動度と曲げ半径
3.有機半導体材料
 3.1 東工大飯野研究室
 3.2 千葉大学工藤研究室
 3.3 山形大学時任研究室
4.DIC の取り組み
 4.1 有機半導体材料
 4.2 誘電体材料
 4.3 電極材料
 4.4 プリンテッドエレクトロニクスに対するR&D