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2021年12月号目次 MATERIALSTAGE

■ 巻頭

□ カーボンニュートラル,モビリティ革新で求められる素材開発
日産自動車(株) 小松基

1.カーボンニュートラルに向けた社会動向とその対応のための自動車会社の取り組み
2.自動車におけるCO2排出の内訳とその責めどころ
3.電動化における軽量化



■ 特集1

車載パワーエレクトロニクスに向けた軟磁性材料の高周波特性の向上

 

□ 車載用パワーエレクトロニクス用磁気部品の応用領域と高周波化/低背化に向けた粉末塗布型インダクタの実用性評価
名古屋大学 今岡淳

1.はじめに
2.磁性材料の種別と現在の応用領域
3.塗布型インダクタの試作とその実用性評価

□ アモルファスおよびナノ結晶軟磁性合金の特性とパワーエレクトロニクスへの応用
日立金属(株) 備前嘉雄

1.はじめに
2.主な軟磁性材料の種類とその位置づけ
3.アモルファス軟磁性合金
4.ナノ結晶軟磁性合金

□ 圧粉磁心の磁気特性に及ぼす製造条件および原料粉特性の影響
JFEスチール(株) 高下拓也

1.はじめに
2.圧粉磁心の鉄損
3.圧粉磁心の製造工程
4.圧粉磁心の鉄損に及ぼす原料粉特性の影響

□ 高周波向け軟磁性材料の磁気特性の測定・評価方法
岩崎通信機(株) 成田芳正

1.はじめに
2.磁気特性評価の背景
3.軟磁性材の磁気特性の評価方法
4.形状や歪と磁気特性
5.直流バイアスと磁気特性
6.高周波での磁気測定時の注意点



■ 特集2

新しい容器・包装の開発と脱プラ化
 

□ 食品包装用バイオプラの開発事例
日生化学(株) 田中良和

1.はじめに
2.環境対応素材の分類
3.ラミネート構成
4.問題点とまとめ

□ 生分解性バイオマス素材「セルロースフィルムとNatureFlex」の特徴と環境包装材料への応用
フタムラ化学(株) 花市岳

1.はじめに
2.セルロースフィルムについて
3.セルロースフィルムの特徴
4.新たなセルロースフィルムの展開
5.セルロースフィルムの日本での用途
6.日本のプラスチック戦略と包材設計の整合性

□ 環境対応パッケージの最新開発動向
凸版印刷(株) 和田伸午

1.「廃棄プラスチック問題」に対する世界・日本の動き
2.「容器・包装の環境対応」に対する消費者意識の変化
3.凸版印刷の環境対応包材の開発

□ 扱いやすさと環境配慮を両立するDNPチャック付き紙容器
大日本印刷(株) 武本一平

1.はじめに
2.開発の経緯
3.開発品「DNPチャック付き紙容器」の特徴



■ 特集3

コーティング剤用添加剤の作用機構と使い方
 

□ 高分子分散剤による (ナノ) 粒子の分散安定化
日本ルーブリゾール(株) 西澤理

1.はじめに
2.分散剤の役割
3.各媒体向け分散剤

□ 水性液状流体製品のカーボンニュートラル・グリーントランスフォーメーション時代への対応と超チキソトロピーを付与させる特徴と応用事例
(株)DESIGN京都 吉満英二

1.はじめに
2.製品を通したGHG排出削減貢献の考え方
3.GHG排出量削減とLCA
4.変性流体粘性剤/超チキソトロピックとは
5.極性溶媒への対応
6.SP値
7.反発電荷と等電点への作用
8.樹脂顔料分散と溶解パラメータへの作用
9.溶剤 (水単体) −樹脂−顔料の3成分への超チキソ性挙動
10.粘性測定挙動
11.実用簡易的チキソ性評価
12.超チキソを付与させることの利点と特徴
13.温暖化への課題

□ レベリング剤の種類,特徴,作用機構と応用例
共栄社化学(株) 高木雅弘,牛尾英宏

1.はじめに
2.レベリング剤の種類

□ 消泡剤の種類・特徴と選び方,使い方
ビックケミー・ジャパン(株) 有村槙悟

1.はじめに;泡とは
2.泡による問題
3.泡の安定化機構
4.消泡剤の設計
5.添加方法



■ マテリアルニュース&トピックス
 
□ 製品分析における前処理工程でのPFOA発生の可能性について
(一財)三重県環境保全事業団 古川浩司、橋本真
(一社)日本弗素樹脂工業会 清水潔、戸塚優子

1.はじめに
2.PFOA分析を行う際に試料を粉砕する理由
3.実際の樹脂成型体の粉砕方法
4.樹脂成型体の粉砕によるPFOA及びパーフルオロカルボン酸発生の可能性について