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2024年10月号目次 MATERIALSTAGE
■ 巻頭

□ 欧州PFAS規制の動向とフッ素樹脂製品への影響・代替手段の可能性
平山技術士事務所 平山中

1.はじめに
2.PFAS とは何か
3.欧州 PFAS 規制案の概要
4.欧州 PFAS 規制がフッ素樹脂製品に与える影響
5.フッ素樹脂の主な用途と代替手段の可能性



■ 特集1

自動車のカーボンニュートラル実現に向けた材料開発

 

□ 自動車向け部品・材料業界におけるCO2排出量削減への対応とその未来
デロイトトーマツコンサルティング(同) 山岸寛,後石原大治,西村厚人,橋本圭介

1.欧州を起点とした CO2 排出量削減対応の勃興
2.自動車製造現場における対応
3.デジタル活用や規制動向
4.CO2 排出量削減に取り組むプレイヤーの今後

□ ウッドプラスチックの特性改善と自動車部材への応用の可能性
マナック(株) 大峠慎二

1.はじめに
2.WPC の一般的な特性
3.WPC の製造方法
4.セルブリッド
5.ウッドナノプラス

□ フィルム加飾による自動車外装の塗装代替と環境負荷低減
布施真空(株) 矢葺勉

1.はじめに
2.自動車外装の加飾
3.フィルム加飾
4.TOM(OMD)に使用される加飾フィルム 
5.TOM(OMD)による塗装工程の代替シナリオ

□ ボディ,バンパ低温一体化塗装の量産適用
日産自動車(株) 岡本倫幸

1.はじめに
2.カーボンニュートラルの取り組み
3.ボディ,バンパ低温一体化塗装とは
4.低温一体塗装を実現させるための技術開発コンセプト
5.材料開発詳細
6.一体塗装向け低温オーブン開発
7.Body/BMPR 一体塗装の品質向上効果
8.低温材料を用いた新意匠カラーの開発
9.量産適用に向けた取り組み



■ 特集2

燃料電池用電極触媒の高活性化と白金代替
 

□ 燃料電池向け白金担持触媒のカーボンの耐久性向上とその材料設計
東洋炭素(株) 森下隆広

1.はじめに
2.ナノサイズレベルで設計された細孔を有する多孔質炭素材料
3.鋳型法で製造されるメソポーラスカーボン
4.メソポーラスカーボンの物性
5.燃料電池触媒担体としてのメソポーラスカーボン, CNovel

□ 鉄錯体を用いた燃料電池用触媒の開発
東北大学 藪浩

1.はじめに
2.鉄アザフタロシアニンを用いた電極触媒 :AZUL 触媒
3.AZUL 触媒を用いたエネルギーデバイスの開発

□ 非白金酸素還元触媒の開発動向−熱処理型触媒から十四員環錯体まで−
東京科学大学 難波江裕太

1.はじめに
2.研究の経緯と触媒の呼称
3.熱処理型シングルアトム触媒の開発動向
4.十四員環 Fe 錯体の開発
5.熱処理による十四員環 Fe 錯体の高活性化



■ 特集3

高分子の劣化・破壊解析,寿命予測
 

□ 近赤外光とインフォマティックス技術を用いたプラスチックの劣化診断
(国研)産業技術総合研究所 新澤英之

1.はじめに
2.近赤外光によるプラスチックの分析
3.機械学習による近赤外スペクトルからの破断伸びの予測

□ 高分子材料の吸湿性,水分吸脱着重量測定と湿度・水分の影響評価
ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン(株) 川田友紀

1.はじめに
2.吸湿量,水分吸脱着特性の評価
3.湿度制御 TMA を用いた材料寸法(膨張収縮特性)への湿度の影響評価
4.湿度制御粘弾性測定による機械特性および転移現象への吸湿の影響評価 

□ ケミルミネッセンス法による高分子の酸化劣化測定
東北電子産業(株) 佐藤哲,山田理恵

1.はじめに
2.自動酸化メカニズムについて
3.高分子材料の測定例



■ 連載
 

□ R&D部門におけるデータ共有,利活用のためのデータの記録,蓄積,分析方法
(株)キャトルアイ・サイエンス 上島豊

8.R&D部門におけるデータ蓄積基盤としてデータベースがなぜ適切か?
9.そもそもデータ蓄積,共有は何のために行うのか?
10.R&D部門においてデータベースを機能拡張していく場合の注意点